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【令和6年度】農業トピックス
「大積産たけのこを使用した加工品」の試験販売を行いました(10月26日、11月4日)
長岡市大積地区の大積たけのこ生産組合では、特産物のたけのこを活用した加工品づくりに取り組んでいます。商品開発にあたり、悠久山調理師専門学校と連携し、レシピコンテストを行い3つ選定し、試験加工を行ってきました。
ピリ辛の「大積竹の子の食べるラー油」、ひき肉と味噌で仕上げた「大積竹の子のたけみそさん」、竹の子、人参、椎茸等を加え和風風味の「大積竹の子のタケノモト」を完成させ、10月26日のJA農業まつり、11月4日の大積コミセンまつりのイベントで試作販売を行いました。商品ラベルは地元大積小学生が作成しています。
試食した方からは、3品とも「食べたことない」「おいしい」など高評価をいただき、今後は、地元直売所等で本格的に販売する予定です。
普及指導センターでは今後も大積地区の営農維持や集落内外の交流活性化に向けた活動を支援していきます。
大積のたけのこの加工商品 専門学校の学生がたけのこ堀りを体験
大積コミセンまつりの様子 JA農業まつりの様子
「入東谷地区を守る会」さつまいも収穫体験交流会が開催されました(10月20日)
長岡市(旧栃尾市)入東谷地区6集落からなる「入東谷地区を守る会」では、地域外の方に地区の魅力を知ってもらい交流人口の増加につなげることを目的に、さつまいも収穫体験交流会を開催しました。
当日は会場の上来伝集落の共同ほ場に市内から子育て世代の親子3組、合計11名が参加し、住民と一緒にさつまいもの収穫を楽しみ、にぎやかな声が集落にこだましました。
収穫したあとは住民の方々が用意した焼きたての焼き芋を全員で味わいました。また、ほ場でとれた野菜の販売や集落の名所紹介、上来伝産のお米のお土産など和やかに交流が行われ、参加者からはまた参加したいとの声が聞かれました。
普及指導センターでは今後も中山間地域の営農維持や集落内外の交流活性化に向けた活動を支援していきます。
ポマト倶楽部が第23回米百俵まつりに出店しました(10月5日)
米百俵まつりが長岡駅前大手通りを会場に開催され、長岡地域の若手農業者グループ「ポマト倶楽部」が、クラブ員が生産した農産物やえだまめソフト・焼き芋・チャリティー米を販売しました。
当日は大勢のお客さんにお越しいただき、「えだまめソフトが美味しい!」などの生の声を、たくさんいただきました。
クラブ員もお客さんに、育て方の工夫や美味しい食べ方を紹介し、自家産農産物のPRを行いました。
ポマト俱楽部は、収穫体験・イベントへの出店等、様々な活動を行っていますので、ご参加お待ちしております!!
スマート農業見学会を開催しました(9月25日)
長岡管内のスマート農業技術の導入促進に向け、長岡市中之島((株)アグリサービスカンパニーほ場)で、スマート農業見学会を開催しました。
当日は5社のメーカーから、収量コンバインや自動操舵トラクタのほか、ドローン、拡散性製剤、直播向け種子について実演を交えて説明をしていただきました。
参加者は最新のスマート農業技術を目の当たりにし、驚きの声を上げるなど、熱心に見学し、知識を深めていました。
今後も、当センターでは関係機関と連携し、長岡地域管内のスマート農業を推進していきます。
越一寸えだまめ協議会が長岡市長を表敬訪問しました(9月19日)
長岡を代表するえだまめ「越一寸」の販売開始に先駆け、生産者、流通団体、行政等で組織する「越後ながおか越一寸えだまめ協議会」のメンバーで、長岡市長を表敬訪問しました。
今年の生育状況や作柄、販売計画等が報告され、市長から越一寸を試食していただきました。
にいがた「なりわいの匠」技の伝承・実践研修会 「活動情報発信方法」を開催しました(8月27日)
8月27日に、なりわいの匠を対象に、にいがた「なりわいの匠」技の伝承・実践研修会「活動情報発信方法」開催しました。
この研修会では、「なりわいの匠」がパソコンやスマートフォンを用いて、動画配信や写真による情報提供を行うための手法について学びました。
講師の株式会社Nst新潟総合テレビ営業事業本部新潟営業部 専任部長 小師智彦様から、スマートフォンを活用した動画の撮影方法、インスタグラムやフェイスブックの活用例(海外編)について、御講演いただきました。
小師様からは、SNSに取り組んだ経緯や、実際の動画の撮影方法のポイント、インスタグラムやフェイスブックの活用事例について、説明いただきました。
今後、SNSを活用した「なりわいの匠」の活動の情報発信を行っていくことで、匠の技能を多くの方に知ってもらい、研修会や体験交流などにつながることを期待しています。
入東谷地区住民向けサル対策研修会が開催されました(7月24日)
長岡市(旧栃尾市)入東谷地区では、各集落の区長と集落協定役員等からなる「入東谷地区を守る会」が設立され、地域の困りごと解決や魅力発信に向けさまざまな活動をはじめています。鳥獣害、特にサル被害対策は地域で切実な課題となっており、活動の一環に位置付けています。
そこで、7月24日に上来伝地区センターにて住民向けのサル対策研修会を開催しました。
当日はあいにくの雨模様のなか28名の住民が参加しました。研修では普及指導センター職員を講師にサルの基本的な生態や、住民が実践できるサルを集落に近づけないための対策を学びました。参加者からは、サルを追い払っても一定距離しか逃げないなどの声があり、サルの人間への加害度レベルが高まっていることが懸念され、地域一丸となって対策に取り組む必要性が感じられました。
天候が回復後、景観作物として作付けしたソバの開花の様子を見学し、草刈りの労力低減や景観に良いと参加者から好評でした。
普及指導センターでは今後も入東谷地区の営農維持や集落内外の交流活性化に向け、入東谷地区の守る会の活動を支援していきます。
新規就農者交流会(視察研修)を開催しました(7月5日)
7月5日に新規就農者交流会を実施しました。
本交流会は、視察研修及び意見交換を通じて、若手農業者同士の横のつながりを強化するとともに、営農意欲の向上を図るために毎年実施している取組です。今年度は、越路にある有限会社ファームリンクルを視察させていただきました。
有限会社ファームリンクルでは、代表の内藤様から経営概況や自社の特徴についてお話いただいたのち、従業員の丸山様と意見交換を行いました。丸山様からは「自社以外の農業のやり方をしることで、自身及び自社の成長につながる」という話に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
視察後の交流会では複数の班に分かれて視察の感想、意見交換及びグループワーク等を行いました。視察の感想では「ファームリンクルでは従業員の役割が明確化されており、業務への自覚や目標立てのしやすさが印象に残った」といった役割分担に着目した意見が目立ち、意見交換では、研修生から出た「農業を続けるモチベーションは何か」というテーマで大いに盛り上がりました。
本取組を通じて、参加された皆様の一層の交流につながることを期待しております。
長岡農業高等学校で「農業講演会」を開催しました(6月19日)
6月19日に、長岡農業高校の1年生を対象とする「農業講演会」を開催しました。
この取組は、将来の地域農業の担い手として期待される長岡農業高校の生徒に対し、地域で活躍する農家の方に農業の魅力等を講演してもらうことで、生徒の就農意欲の向上を図るために開催しているものです。今年度は、大口でれんこんを栽培する萩野裕氏と小千谷でメロンやカリフラワーを栽培する金﨑優氏に講演いただきました。
萩野氏は「農業は百姓という言葉のとおり、百の仕事をこなせるようになるかっこいい職業」と語り、金﨑氏は「作った農産物をお客さんにおいしいと言ってもらえるところ」であると、それぞれ違った観点で農業の魅力を紹介してくれました。
本講演会を通じて、参加した生徒の皆様が就農を考えるきっかけになることを期待しています。