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土地改良施設の紹介 ~新川河口排水機場~
新川河口排水機場
新川河口排水機場は、日本最大の排水機場です。
降雨時に新川の水を日本海に強制的に排水し、新川に排水する多くの排水機場の排水を助ける重要な役割を果たしています。
新川は普段は排水ポンプを使わず、自然に流れていますが、洪水時には自然水門をとじて、ポンプで排水されます。
西蒲原全域28,289haの住宅地や田畑など、とても広い地域から水が流れてきますので、洪水時は大きな排水能力が必要です。
排水ポンプは6台あり、すべて電気で動くポンプです。
排水量は毎秒240立方メートルと、日本最大級で、世界でも類を見ない排水機場です。
これは、25mプールの水を、1.5秒でからにできる能力です。
ポンプの羽根車は直径4.2m、横軸・電動ポンプでは日本最大です。
昭和46年から運転を行っていた初代ポンプは、設備腐食や劣化が進行し能力の確保が困難となったため、平成21年から27年にかけポンプ更新を行いました。
【口径最大のポンプ 4.6m = 毎秒50~75立方メートル】
:愛知県日光川河口排水機場、江戸川河川事務所(三郷、庄和、松戸、綾瀬排水機場)
※ 日本に、4000mmクラスのポンプを持つ排水機場は、3地域(新潟県、愛知県、江戸川地域)しかありません。