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小冊子「ニューにいがた 土・水・緑 (英語訳付き)」
新潟県は、良質米「コシヒカリ」の産地として有名ですが、腰まで水に浸かりながら農作業を行ったり、洪水で家屋や水田そのものが押し流されたという、現在の新潟平野からは想像もできない歴史的事実がありました。
昭和中期からの土地改良事業の本格的な導入により、水害との戦いに大きな一歩を印すと共に、長年にわたる各種農業農村整備事業の成果により、新潟平野は見事な田園となり、我が国の食料供給基地として生まれ変わりました。
一方、中山間地域では、全国有数の豪雪・地すべり地域を抱え、厳しい諸条件のなか、農業用水確保や農道等の定住条件の整備、防災対策など総合的整備の実施により、生産条件及び生活環境の改善が図られてきています。
このように、本県における農業・農村の発展の歴史は、農民の幾多の辛苦と努力及び農業農村整備事業の成果によるものでありますが、今、近代文明を謳歌している私たち一人一人が、次なる文明、新しい社会、農業・農村のあり方を考えていかなければならない時代を迎えています。(序章より)
この冊子は、一般の方々にも農業農村整備を理解していただくために、多くの写真を使い、分かり易い表現により作成したものです。
「ニューにいがた 土・水・緑」の表紙
内容
- 新潟県の位置
- かんがい排水
- ほ場整備
- 農道整備
- 畑地帯整備
- 農地防災
- 土地改良施設管理
- 農村総合整備
- 農村活性化住環境整備
- 農業集落排水整備
- 中山間地域対策
- 農業・農村の有する多面的機能
- 農地の現況
- 農業用水の現況
- 新潟県農業農村整備長期計画
- 農業農村整備事業の効果
- 国土調査
- 水との闘い
- 農地部の組織
- 新潟県のシンボル