本文
新潟県バイオマス活用推進計画
策定趣旨
- 県の最上位計画である新潟県総合計画(以下、「総合計画」)では、農山漁村の多面的機能の発揮と地域資源の有効活用の観点から、バイオマスの利活用を推進することとしています。
- バイオマス活用の取組を進めることで、次の効果を期待できます。
- 持続可能な循環型社会の形成
- 地球温暖化の防止
- エネルギー供給源の多様化に貢献
- 新たな産業育成や農山漁村の活性化
- 総合計画が示す政策の方向をより具体化し、バイオマスの利用拡大や高度利用の一層の促進を図ることを目的に、本県における今後の推進計画を定めます。
計画の期間
- 総合計画の計画期間と同じ2024(令和6)年度までとします。
- 総合計画に合わせて、4年ごとに内容を見直します。
- 2年ごとに中間評価を実施します。
バイオマス活用の現状と課題
令和5年度現在、県内のバイオマス発生量は年間約254万トンと推計され、そのうち192万トン(76%)が、堆肥や有機質肥料及びエネルギー利用の用途等で活用されています。
バイオマス | 発生量 | 利用量 | 利用率 |
---|---|---|---|
廃棄物系: 家畜排せつ物、水産廃棄物、樹皮・木くず、建設発生木材、 食品廃棄物、生ごみ、下水汚泥、集落排水汚泥、し尿汚泥 |
164万トン | 109万トン | 67% |
農作物非食用部・未利用: 稲わら、もみがら、米ぬか、果樹剪定枝、間伐材等 |
90万トン | 83万トン | 92% |
合 計 | 254万トン | 192万トン | 76% |
- ※ バイオマス賦存量等調査(令和5年度新潟県)に基づく推計値
バイオマス活用の目標
- 地域の実情に即した自主的な判断を尊重しつつ、資源のフル活用に向け、廃棄物の発生抑制や再生利用の取組を一層推進するとともに、農山漁村の所得向上・活性化等につながるバイオマスの利用拡大に向けた取組を推進します。
- 未利用のバイオマスに対して資源のフル活用を推進する観点から、利用率の目標を次のように設定します。
目標(令和6年度) |
---|
80% |
バイオマスの活用推進に向けた取組
- 関係部局が連携してバイオマス活用の推進に総合的に取り組むとともに、関係者の理解促進等により、バイオマス活用の目標達成に努めます。
- バイオマス活用に向けた推進方策として、「利用方法の多様化への対応」、「地域循環システムの構築」、「効率的な収集・変換に向けた取組」、「需要拡大に向けた取組」、「新たな技術の開発と普及」、「資源のフル活用に向けた取組」を行います。
新潟県バイオマス活用推進計画(令和4年3月改定)
新潟県バイオマス活用推進計画(令和4年3月改定) [PDFファイル/1.71MB]
令和5年度 新潟県バイオマス活用推進計画中間評価(令和6年3月)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)