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「令和2年度園芸振興大会」を開催しました
「令和2年度園芸振興大会」を開催しました
また、農業者代表がそれぞれの産地の生産拡大へ向けた意気込みを表明することで、新潟県における園芸振興の機運を盛り上げました。
1 主 催
2 日 時
3 会 場
及びリモート参加
4 参集者
5 当日の様子
1.開会のあいさつ
(1)主催者あいさつ
◆新潟県 花角知事(佐久間副知事代読)
御参集の皆様方におかれましては、日頃、本県園芸振興に向けた諸施策に御理解、御協力をいただき、心から感謝申し上げます。
県といたしましては、この機運を更に高められるよう、関係機関と一体で挑戦する農業者の皆様や産地を応援し、強みである米に加え、園芸を拡大することで、農業を成長産業に育ててまいりたいと考えております。
◆新潟県農業協同組合中央会 今井会長
これまでは、JAグループ主催で開催していましたが、本年度から新潟県と共催し、市町村や土地改良区からも参加をいただきました。
関係機関が一丸となって、1億円産地創出にご尽力をお願いしたいとの御挨拶をいただきました。
(2)来賓あいさつ
◆新潟中央青果(株) 大澤代表取締役社長
新潟の消費者に県内産を安定供給していくことが、地元市場としての責務であり、1億円産地育成に向けて行政と産地、市場が連携を進めてまいりたいと御挨拶をいただきました。
2.講演・報告等
(1)基調講演
「熊本県八代地域における野菜産地の構築と戦略」
熊本県八代地域農業協同組合営農部
中央総合営農センター長 富永 隆裕 様
八代地域の基幹作物である水田でのい草が、輸入量の増加などにより作付が激減し、 農家所得を確保するため、業務・加工向け野菜の産地転換を進めたという取組についての御講演でした。
重点推進普及拡大品目(キャベツ、ブロッコリ-等)を定め、準備から生産・販売 まであらゆる場面のリスクに備えた「八代版」の産地づくりを進めたお話をいただきました。
(2)産地育成計画実践報告
(1)「水稲経営を中心とした園芸部門強化への取組」
株式会社 サンクスファーム黒鳥 大岩 和正 様
水稲+えだまめ、ブロッコリーを栽培。法人の経営分析をしっかり行い、たまねぎ を新規導入し園芸部門を強化した取組について御報告をいただきました。
今後は、園芸部門を更に強化するため、機械導入や農福連携に取り組みたいとのことでした。
(2)「長岡市における大口れんこんなどの新たな園芸栽培者の確保・育成」
長岡市農林水産部農水産政策課担い手育成係長 綱 政直 様
大口れんこんの新たな栽培者を確保するため、産地と関係機関が一体となった研修 生受入れの仕組みづくりについて御報告をいただきました。
これまでに、9名の研修生を受入れ5名の新規就農者が確保されており、今後は、新規就農者への栽培や経営管理に対する指導、助言や「大口れんこん」の 認知度アップに取り組みたいとのことでした。
(3)報告 全農園芸事業の概要と取組状況について
全国農業協同組合連合会園芸部統括課長 大坪 智 様
農業機械の貸出しなどの担い手支援や、安定的な販路確保と直接販売の拡大による価格確保により、農業者の所得確保に努めてまいりたいとのお話をいただきました。
3. 産地の意気込み・応援パフォーマンス
(1)産地の意気込み
○ 大口れんこん生産組合 高橋組合長様
儲かる農業、楽しい農業、また、新規就農者が研修生を受け入れることができる産地を目指して、 産地の拡大に取り組みたいという意気込みをお話していただきました。
○ JAかみはやしねぎ部会 川﨑 祐也 様
単収を向上させ、後継者を確保・育成しながら産地復活を目指したいという意気込みをお話していただきました。
(2)ガンバロー三唱
生産者代表 JAささかみ園芸部会様 with ルビレックスチアリーダーズ
・生産者代表が音頭を取り、会場が一体となって園芸振興への機運を高めました。
(ご発声は代表者のみ)
4.閉会のあいさつ
全国農業協同組合連合会新潟県本部 安藤県本部長
本日のテーマであります、園芸振興基本戦略に基づく1億円産地育成については、全農県本部といたしましても、関係部署間で連携しながら取り組んでいるところであります。
本日の大会を契機に、ご講演をいただいたJAやつしろ様および県内産地の実践報告を横展開をお願いいたします。
6 会場展示(産地紹介ポスター)
・当日は、会場内に園芸1億円を目指す産地のPRポスターが掲出されました。