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新潟県のチューリップ品種育成の取組について
新潟県園芸研究センターでは、県産チューリップ球根および切り花のブランド力を強化するため、昭和60年頃からチューリップのオリジナル品種の育成に取り組み、これまでに16品種(うち1品種は出願中)を輩出しています。
チューリップの品種育成は、長い時間がかかる取組です。
はじめに交配を行い、種をとります。この種をまき、5~6年かけて花がつく大きさまで球根を育てます。
次に、花の色や草姿などが美しい個体を絞り込みます。
その後、有望な個体の球根を増やしながら、花壇に適するか、切り花に適するかなどの特性を確認して、絞り込みをさらに重ねていきます。
こうして選りすぐった系統を品種登録出願するとともに、種球として球根産地へ譲渡します。
譲渡された球根産地では、その種球をさらに増やし、販売するのですが、種をまいてから販売までに、25~30年の年月がかかります。
現在、県が育成した品種の多くは、花壇植え用球根として秋冬に広く出回っていますので、店頭等で見かけたら是非手に取ってみてください。
桜小雪(さくらこゆき) [新潟1号] |
メリープリンス [新潟2号] |
アルビレックス [新潟3号] |
越爛漫(こしらんまん) [新潟4号] |
キャンドルルージュ [新潟6号] |
ホワイトスワン [新潟7号] |
サンセットビーチ [新潟8号] |
スプリングファンタジー [新潟9号] |
ナイトダンス [新潟10号] |
恋心(こいごころ) [新潟11号] |
越春香(こしはるか) [新潟13号] |
越黄冠(こしおうかん) [新潟14号] |
雪紫(ゆきむらさき) [新潟16号] |
雪うさぎ(ゆきうさぎ) [新潟17号] |
雪の華(ゆきのはな) [新潟18号] |
新紅(しんく) [新潟19号] |
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