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かき育成品種「朱鷺乙女(ときおとめ)」
育成経過:昭和62年、「刀根早生」(子房親)×「西村早生」(花粉親)の交配で得られた果実から幼胚をとり出し胚培養により育成した。平成3年から初結実し、平成8年まで系統の特性検定を実施し、この中で最も優秀と思われるものを「TN62-7」として選抜し、平成13年1月に品種登録申請を行った。
栽培性:樹勢はやや強く、樹姿は開、枝の発生密度はやや密である。開花期は「刀根早生」に比べてやや遅い。着らい数は、「刀根早生」より少ない。高接ぎ2年目から着らいが見られ、着らい数は少ないが生理落果の発生が少ないため、初期収量は比較的高い。着色始日は「刀根早生」とほぼ同時期であるが、着色進展が早く収穫始めも「刀根早生」より早い。
果実品質:種なしの渋ガキである。果形は縦断が扁円、横断が円となり「刀根早生」より扁平な形となる。収穫時の果実重は210~250g程度、脱渋後の平均糖度は14.5%で「刀根早生」より甘い。肉質は「刀根早生」よりややち密さに欠けるが、多汁で食味良好である。果皮色は橙朱色で果肉色も濃い。脱渋性は容易で脱渋日数は「刀根早生」より短いが、日持ちは「刀根早生」にやや劣る。
【品種登録日】 平成15年8月18日
栽培性:樹勢はやや強く、樹姿は開、枝の発生密度はやや密である。開花期は「刀根早生」に比べてやや遅い。着らい数は、「刀根早生」より少ない。高接ぎ2年目から着らいが見られ、着らい数は少ないが生理落果の発生が少ないため、初期収量は比較的高い。着色始日は「刀根早生」とほぼ同時期であるが、着色進展が早く収穫始めも「刀根早生」より早い。
果実品質:種なしの渋ガキである。果形は縦断が扁円、横断が円となり「刀根早生」より扁平な形となる。収穫時の果実重は210~250g程度、脱渋後の平均糖度は14.5%で「刀根早生」より甘い。肉質は「刀根早生」よりややち密さに欠けるが、多汁で食味良好である。果皮色は橙朱色で果肉色も濃い。脱渋性は容易で脱渋日数は「刀根早生」より短いが、日持ちは「刀根早生」にやや劣る。
【品種登録日】 平成15年8月18日