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【佐渡】佐渡で出会える花々 vol.15
佐渡を代表する花・カンゾウの季節が到来!
夫婦岩をバックに咲くカンゾウ(6月6日撮影)
佐渡市の花・カンゾウ。鮮やかな黄色い花を元気よく咲かせ、高らかに歌っているかのような、はつらつとした印象を与えてくれる素敵な花です。
佐渡の北部には大野亀と呼ばれるカンゾウの群生地があり、まさに今、見ごろを迎えています。満開の時期に訪れると、その圧倒的な景観に息をのんでしまうほど。
左の写真は、相川の七浦海岸にある夫婦岩(めおといわ)というところに咲いていたカンゾウを撮ったものです。
夫婦岩は、仲むつまじい夫婦が語り合っているかのように、二つの岩が並んでいることから、この名前が付けられました。岸辺の岩の大きな洞窟は、縄文時代の住居跡で、歴史を感じさせてくれます。
太陽の光をたっぷりと浴びています。
カンゾウには、大野亀や七浦海岸のほか、外海府海岸や真野海岸、沢崎灯台周辺などでも出会うことができ、私たちの目を楽しませてくれます。
佐渡を車で回りながら、「こんなところにもカンゾウがある!」という驚きを感じるのも楽しいですね。
6月の第2日曜日には、毎年恒例の「佐渡カンゾウまつり」が開催されます。(2021年は開催中止)
カンゾウの関連情報は以下のリンクからご覧ください。
関連リンク
公益社団法人 新潟県観光協会
・佐渡カンゾウまつり<外部リンク>
自分を鍛える体育会系の花。それがイワユリです。
意志の強さを感じる鮮やかな色(6月6日撮影)
イワユリは、その名のとおり岩場に生えている鮮やかなオレンジ色の花です。あえて厳しい環境に身を置き、鮮やかな花を元気よく咲かせる様は、自分にあえて負荷を与え、鍛えているかのような雰囲気を醸し出しています。
佐渡金山にもイワユリが咲いていました。(6月8日撮影)
ゴツゴツとした岩場に咲いていることを感じさせないくらい凜として、自分の意志で咲く場所を選んでいる強さが、見る私たちに勇気を与えてくれます。
カンゾウとイワユリという二つの代表的な初夏の花。それぞれに特徴も周りの環境も違いますが、佐渡の空の下に明るく咲き誇り、新しい季節の到来を教えてくれる素敵な存在ですね。