本文
佐渡のお魚情報通信(チダイ)
今回のお魚 チダイ
両津市場に水揚げされたタイ類
一般にタイと呼ばれている魚には、マダイ、チダイ、キダイ等複数の種類が含まれています。チダイは水深数十メートルの岩礁域や砂礫底に生息し、商品サイズは15cmからです。大きい個体は40cmくらいになります。佐渡では主に定置網や一本釣りで漁獲されています。外見はマダイに似ていますが、やや小型でえらぶたの縁が赤いこと、尾びれに黒い縁取りがないことで区別できます。
チダイの料理例
今回は中華風にしてみました。この料理は他の白身の魚でも作ることができます。材料はチダイとネギ、シイタケ、ショウガに紹興酒、しょうゆ、ラードです。ラードがない場合は普通のサラダ油でもかまいません。チダイはウロコとワタをあらかじめ取っておきます。まず、フライパンにラードを流れるくらいの量で入れ、中火でチダイを焼きます。この時点で味はつけません。また、焼きすぎないように注意します。
両面焼いたらチダイを皿に取り、フライパンの魚のカスを取り除きます。きれいになったらフライパンに若干ラードを足し、ショウガ、ネギ、シイタケを炒めます。ここでしょうゆ大さじ3杯、紹興酒大さじ1杯を加えて味を付けます。炒め上がったら水200ml、紹興酒100mlとチダイを入れてフタをして、7-8分煮るとできあがりです。魚には、煮汁をかけるか途中でひっくり返すと味がまんべんなくつきます。苦手で無い方は、香菜や八角などを加えて煮るとさらに中華風になっておいしいかと思います。