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佐渡のお魚情報通信(ナガモ)
今回のお魚 ナガモ(アカモク)
沖合養殖施設のナガモ
両津市場に水揚げされたナガモ
ナガモは標準和名をアカモクといい、全長3~10mにまで達する大型の海藻です。藻体に気胞を持っており、その浮力を利用して直立して成長していきます。水温の低い冬期に生育する海藻で、佐渡では12月末から3月くらいまで収穫されています。
現在、新潟県では、佐渡島でナガモの安定供給にむけて、ナガモの養殖試験を行っているところです。
ナガモの料理例
ナガモは独特の粘りが特徴の海藻です。主に味噌汁や酢の物などで食べられています。今回は温泉卵と一緒に食べてみました。
ナガモは茎から葉をこそげ取り、ザルに入れて熱湯にくぐらせます。火が通ると藻体が鮮やかな緑色に変わります。火が通ったら冷水をかけて冷やします。温泉卵を作るには、いったんナベで湯を沸かし、湯量の10%位冷水を加えて少し冷ましたものに生卵を入れておくと簡単です。フタをして15~20分くらいでできあがりです。ナガモと温泉卵がそろったらポン酢等をかけていただきます。
なお、ナガモは加熱後に冷凍すると長期で保存することができます。たくさん茹でた場合は、小分けにして冷凍しておくといつでも食べることができます。