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佐渡のお魚情報通信(キアンコウ)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0056455 更新日:2019年3月29日更新

今回のお魚 キアンコウ

両津市場に水揚げされたアンコウの画像
両津市場に水揚げされたアンコウ

 日本で主に食用とされるアンコウは、アンコウとキアンコウの2種類です。新潟県でアンコウとして水揚げされる魚の多くはキアンコウになります。両種の外見はよく似ていますが、口の中の白い斑紋の有無で区別することができます。白い斑紋があるのがアンコウ、斑紋がないのがキアンコウです。
 キアンコウは北海道南部から九州の沿岸域に広く分布しており、商品サイズは全長30cmくらいからで1mを越える大きな個体が水揚げされることもあります。背びれの一部はエサをつけた釣り竿のようになっており、それに誘われて近寄ってくる小魚を食べてしまいます。
 佐渡では主に刺網で漁獲されています。

キアンコウの料理例の画像
キアンコウの料理例

 キアンコウは柔らかい白身だけでなく、皮やひれ、内臓まで利用できる捨てるところのない魚です。旬は肝が大きくなる冬で、主に鍋物にされますが、それ以外の時期でもおいしく食べることができます。今回はシチュー風にしてみました。
 材料はアンコウ、ニンニク1かけ、タマネギ、ニンジン、ジャガイモを各1つとチキンコンソメ1個、塩コショウ適量です。まず鍋にサラダ油を入れてニンニクを炒めます。ニンニクの香りが立ったら続いてタマネギ、アンコウ、ニンジンを入れて塩コショウを振りつつ炒めます(肝はまだ鍋に加えません)。全体に火が通ったら水を700ml加えて強火で煮ます。アクが出てきますので取り除きます。アクが出切ったところでチキンコンソメと肝を加え、さらに10~15分くらい煮てできあがりです。味が薄いようでしたら塩コショウで調節して下さい。アンコウは和食のイメージがありますが、洋食でもおいしく食べることができます。

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