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佐渡のお魚情報通信(アサリ)
今回のお魚 アサリ
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両津市場に水揚げされたアサリ
アサリは古くから食用とされてきた重要な二枚貝です。北海道から九州の沿岸、潮間帯から水深10m程度までの砂泥域に広く分布しています。1年で殻長約3cm、最大で6cmにまで成長します。アサリを含む多くの二枚貝は、水中を浮遊する植物プランクトンや有機物をエラでこし取って食べる「ろ過食性」であり、水質を浄化する役割を担っています。
加茂湖では7月中旬から8月中旬にかけてアサリ漁が行われています。大粒のおいしいアサリですので、この期間に佐渡に来られた時は島内のスーパー等で探してみて下さい。
アサリの料理例
今回はクラムチャウダーを作ってみました。缶詰のアサリで作ることもできますが、殻付きのものから作るとさらにおいしいです。材料はアサリ、タマネギとジャガイモの小を1個ずつ、ベーコン少々、水1000ml、牛乳500ml、コンソメ1個および小麦粉です。
砂出しされていないアサリを用いる場合は、3%程度の塩水に1~2時間入れて砂を吐き出させておきます。砂出しが済んだら水に移してアクを取りながら煮ます。煮上がったらアサリを取り出して下さい。この煮汁がスープのベースになります。アサリの身は殻からはずして取っておきます。
次に、油を引いた鍋でさいの目に切ったタマネギ、ジャガイモとベーコンを炒めます。小麦粉を大さじ3杯くらいからめて焦げないようにとろみをつけますが、焦げやすいので注意して下さい。とろみがついたら先ほどのスープベースを加えていきます。次にコンソメを入れ、溶けたら牛乳を加えて火が通ればできあがりです。最後に取っておいたアサリの身を入れます。