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佐渡のお魚情報通信(ドブカスベ)
今回のお魚 ドブカスベ(エイ類)
水津沖で水揚げされたドブカスベ(上)と両津市場での出荷風景(下)
ドブカスベはエイの仲間でサメと同じ軟骨魚類です。隠岐島以北の日本海に分布し、水深100-1000mの底層に生息しています。全長1m程度まで成長します。口は体の下面についており、他の魚や甲殻類を食べる肉食性です。
佐渡海峡では水深500m付近で刺し網により漁獲されています。漁獲されたドブカスベは皮をむいた後市場等に出荷されています。
ドブカスベの料理例
ドブカスベは皮をむいたヒレの部分を食用にします。今回は定番の煮付けにしてみました。材料はドブカスベにコンブの出汁500ml、しょうゆ、料理酒およびみりん各70mlとネギ適量です。出汁と調味料を鍋に入れ、沸騰する直前にドブカスベとネギを加えます。初めは強火で煮て、アクが取り切れたら弱火で20分くらい煮るとできあがりです。
その他では、新鮮な身を湯引きしてぬたにしたり、みりん干し等に加工する食べ方もあります。ドブカスベに限らず、サメなどの軟骨魚類は鮮度が落ちると臭みが出やすいので、購入の際はなるべく新鮮なものを選んでください。