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佐渡のお魚情報通信(ケガニ)
今回のお魚 ケガニ
両津市場に水揚げされたケガニ
ケガニは北西太平洋に広く分布する重要な漁獲対象種です。日本では、日本海および茨城県以北の太平洋の沿岸、水深30-200mに生息しています。底層のゴカイ類や貝類、小魚などを食べる肉食性です。最大で甲長10cm弱まで成長します。
佐渡では主に刺し網で漁獲されています。
ケガニの料理例
ケガニと言えば北海道を思い浮かべる方が多いと思いますが、佐渡でも漁獲されていて時折スーパーにも並びます。今回はゆでた後、カニミソと身を取り出して市販のシチューに具として加えてみました。
ケガニは沸騰させたたっぷりのお湯に塩を加え、甲羅を下にして20分程度ゆでます。塩の量は水1Lあたり20-30gが目安です。ゆで上がったら足と甲羅を外し、カニミソや身を取り出します。足などは包丁の刃をあてて背を叩いて割っていきます。市販のステンレスはさみやカニ用のフォークがあれば便利です。取り出した身は、三倍酢などで食べたり、今回のようにシチューや鍋物の具にするなど様々に利用できます。ケガニはタラバガニやズワイガニと比べてボリュームは少なめですが、味は両者に負けずとてもおいしいです。