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佐渡のお魚情報通信(イシダイ)
今回のお魚 イシダイ(カタベ)
両津市場に水揚げされたイシダイ(左側の魚)
イシダイは北海道以南の沿岸に広く分布しています。暖水系の魚で、暖流のあたる岩礁域に好んで生息しています。全長50cm程度まで成長します。体表の7本の横しまが目立ちますが、成長するにつれて薄くなっていきます。雄は大型になると全身灰黒色になり、口先だけが黒くなることからクチグロとも呼ばれます。引きが強いことから、釣りの対象としてとても人気のあるお魚です。
佐渡ではカタベとも呼ばれます。定置網に入る他、釣りなどでも漁獲されています。
※ 動物のしま模様について
魚類に限らず、動物のしま模様は「頭を上」にして考えます。ですから、イシダイのしま模様は「横しま」となります。逆に、写真のブリの黄色い線は縦となります。
イシダイ(カタベ)の料理例
イシダイは歯ごたえのある白身が特徴で、よくお刺身にされます。しかし、残念ながら今回入手できたものは小さすぎるので塩煮にしてみました。イシダイはウロコを落とし、頭と内臓を取り除きます。そのイシダイを鍋に入れ、水と料理酒を1:1で混ぜたものに塩小さじ1杯を加えた煮汁を魚がひたひたになる程度に注ぎます。後は煮汁が半分くらいになるまで煮詰めてできあがりです。小さい個体でしたが予想以上に旨みがあり、なかなかおいしかったです。塩煮も手軽に挑戦できる料理ですのでお試し下さい。