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佐渡のお魚情報通信(メカジキ)
今回のお魚 メカジキ
両津市場に水揚げされたメカジキ ※安全のため吻は切り落としてあります
メカジキは世界の熱帯、温帯の外洋域に広く分布しています。カジキ類の中では最も大型で、メカジキの成魚は全長4m、体重300kgに達します。紡錘形の体で高速遊泳に適した構造になっており、上あごが伸びて長い吻(ふん)を形成します。メカジキを含むカジキ類は全て肉食性で、餌の魚やイカなどを高速で追いかけて吻を振り回し、相手を打ちのめして捕食します。なお、カジキマグロと呼ばれることもありますが、マグロの仲間ではありません。
佐渡では主に夏、定置網で漁獲されています。カジキ類はどう猛な性質で、吻による死傷例もあることから、吻を切り落としてから市場に並べられます。
メカジキの料理例
メカジキはお刺身にも焼き物にも向いたお魚です。今回はシンプルにフライパンで焼いてみました。メカジキの切り身に塩コショウをして20分ほど冷蔵庫に置き、味がしみたら小麦粉を軽くまぶします。そして、多めに油を引いたフライパンで焼きます。始めは強火で表面をまんべんなく焼き、その後中火で中に火を通していきます。焼きすぎるとパサパサになってしまうので、中心部に生の部分が残る程度がちょうどいいかと思います。