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佐渡のお魚情報通信(エゾメバル)
今回のお魚 エゾメバル
両津市場に水揚げされたエゾメバル
エゾメバルはその名の通り、北方寒帯性のメバルで、分布の中心は北海道です。北海道ではガヤとも呼ばれ、磯釣りの対象としても一般的です。本州においては東北地方の太平洋沿岸に多く生息しており、日本海側では少ないようです。全長25cm程度まで成長します。卵胎生で5~6月に仔魚を生みます。
佐渡では釣りや刺し網で時折漁獲されています。生息数は少ないようで、いつも見られる魚ではありません。
エゾメバルの料理例
エゾメバルの身は上品な白身でたいていの料理に合います。今回はパスタソースの具にしてみました。材料はエゾメバル、市販のトマトピューレ1箱、なす、キャベツ、ピーマン、ニンニクにオリーブオイルとハーブソルトです。野菜の種類や量はお好みで、季節のものを多くするとなお良いかと思います。まず、エゾメバルは三枚に下ろして一口サイズに切り分けた後、ハーブソルトを振って下味をつけておきます。ニンニクはみじん切りに、その他の野菜は一口サイズに切ります。次は鍋にオリーブオイルを引いてニンニクから炒めます。香りが立ったらエゾメバル、切った野菜を入れ、ハーブソルトを全体に加えて炒めていきます。火が通ったらトマトピューレを加え、しばらく煮ます。野菜から水分が出ますので、水は加えなくても大丈夫です。これをゆでておいたパスタにかけてできあがりです。