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林 正栄(Masaei Hayashi) 精密金属加工技術(旋盤作業)マイスター
にいがた県央マイスター
林正栄(はやしまさえい)
認定称号:精密金属加工技術(旋盤作業)
プロフィール
昭和31年生まれ
勤務先:中村ターンテック株式会社
家業で働いた後、22歳で中村ターンテックに就職し現在に至る。
平成2年に機械加工(数値制御旋盤作業)技能検定1級、平成5年に機械加工(普通旋盤作業)技能検定1級、平成21年に機械加工技能検定特級を取得。平成19年度に中央職業能力開発協会より高度熟練技能者に認定される。
創意工夫功労者表彰科学技術庁長官賞などを受賞。
オンリーワンの加工技術
自動車・家電製品メーカー等の大手企業を含む約140社からの依頼を受け、年間約4万種にも及ぶ部品類の製造に携わる。「常に前向きに挑戦し、作り出すことの喜びを感じること」をモットーに取り組んでおり、汎用工具で加工できない注文には工具を自作して対応している。
「ものづくりで大切なことは考えること。」と言う。特に、穴の中の加工は肉眼で確認できないことから、状態を頭の中に描きながら行う必要がある。そのために、業界誌やビデオ等で常に最新の技術を勉強することを怠らない。
「若い技術者が資格を取ることで仕事をする励みとなるようサポートしていければ。」と地域貢献の抱負を語る。自らが現役でものづくりの最前線にいることから、「学校では習得できない高度で実践的な技術を紹介していきたい。」と意欲的だ。
マイスターのココがすごい!
市販されていない特殊な切削工具を自ら製作し、複雑な形状の切削を行うことを得意とする。特に極小部品の内側などは顕微鏡でしか見えないミクロの世界であるため、切削した部品や切りくずから、刃物の位置・向き・動きなどを調整するのだという。頭の中で数マイクロメートル単位の微調整を行い、顧客が求める製品を作る。妥協を許さない職人魂の持ち主である。
技術情報
灯篭
技術の内容
特殊な製品加工において、先平ドリル・2段ドリル・特殊形状ネジ切バイトなど、市販されていない特殊工具を自ら製作し、製品を加工することができる。
特長
特注工具はコストが高く、納期も1か月程度要するところ、工具を自作することで低コスト・短納期に対応することができる。
技術の活用事例
技術紹介のために製作した「灯篭」では、旋削加工の他に1本のエンドミルで「炎」や「足」を表現している。
マイスターカード
問い合わせ先
中村ターンテック株式会社
電話: 0256-94-5500
Fax: 0256-94-5522
E-mail: turntech@n-turntec.co.jp
URL: チタンアルミ樹脂のNC旋盤加工,精密切削加工中村ターンテック<外部リンク>
林正栄マイスター(パンフレットより)[PDFファイル/750KB]
林正栄マイスター紹介動画<外部リンク>
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