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小林 由夫(Yoshio Kobayashi) 伝統的鍛冶技術(利器工匠具製造)マイスター
にいがた県央マイスター
小林由夫(こばやしよしお)
認定称号:伝統的鍛冶技術(利器工匠具製造)
プロフィール
昭和13年生まれ
勤務先:小由製作所
高校卒業後、家業の小由製作所に就職し現在に至る。
知事より卓越した技能者として表彰を受ける。
平成23年度、伝統工芸士に認定される。
三条鍛冶集団筆頭師範。
伊勢神宮の和釘を作る
手作業で行う火造り鍛造にもかかわらず、型打鍛造のように早く均一な品質のものづくりができるという優れた技能を持つ。手作りの強みを生かした多品種少量生産で、ユーザーからのあらゆるニーズに対応できる。また、和釘など日本古来の建築金物の製造技術は全国でも三条市のほかわずかに残るのみであり、伊勢神宮の遷宮(せんぐう)の際には中心となってその製作に当たった。「火造り・プレス・溶接など様々なものづくりが集積している産地でないとあれだけの品種には対応できない。」と三条地域が生き残った理由を語る。
かつては町中に工場があり、身近に鍛冶の仕事を見ることができた。「次の世代に技術を引き継ぐためには、子供たちがもっと技術に触れる機会を作ることが大切である。」と考える。
マイスターのココがすごい!
喰切や矢床などの挟動利器工匠具の製造を火造りから仕上げまですべてを手作業で行う唯一の職人。必要であれば、型までも自作する。特注品がほとんどであり、これまでに作った製品の数は数百種類にも及ぶ。
製品情報
伊勢神宮式年遷宮用奉製和釘レプリカ(左)、(写真左から)喰切・平口矢床・先細丸口矢床・靴屋エンマ・アルミサッシ切・メガネ矢床(右)
伊勢神宮式年遷宮用奉製和釘レプリカ(左)
20年に一度行われる伊勢神宮の式年遷宮に用いる和釘や金具の製造を三条産地が一括受注。それを記念したレプリカ品。手作業で1本1本作り上げる。
(写真左から)喰切・平口矢床・先細丸口矢床・靴屋エンマ・アルミサッシ切・メガネ矢床(右)
写真はほんの一例。喰切・矢床及びその関連特注品等の利器工具を注文に応じて一つ一つ丹念に製作する。
マイスターカード
問い合わせ先
小由製作所
電話・Fax: 0256-32-4198
小林由夫マイスター(パンフレットより)[PDFファイル/1.5MB]
小林由雄マイスター紹介動画<外部リンク>
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