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「阿賀野川え~とこだプロジェクト」のこれまでの歩み
「阿賀野川え~とこだプロジェクト」のこれまでの歩みを、簡単に紹介します。
年度ごとにご参照ください。
平成21年度 ~上流の地域資源「草倉銅山」の「光と影」に注目~
平成22年度 ~鹿瀬・昭和電工・阿賀野川など上流の地域資源をテーマに個別事業を展開~
平成18年度以前 ~ふるさとの環境づくり宣言~
泉田知事(平成18年10月撮影)
平成17年6月6日、新潟水俣病の発生が公式に確認されてから40年を迎えることを契機に、泉田新潟県知事が「ふるさとの環境づくり宣言」を発表し、新潟水俣病が発生した地域での「もやい直し」の推進や教訓の伝承などを表明しました。
翌18年には、同宣言などに基づき、「もやい直し」の推進と福祉対策の各施策を盛り込んだ「ふるさとの環境づくり宣言推進事業」をスタートさせ、「阿賀野川え~とこだプロジェクト」は「もやい直し」推進の中核的な事業に位置づけられました。
平成19年度 ~FM事業の本格的な開始~
実施検討会の様子
「もやい直し」や事業の方向性などを検討していただくため、平成19年11月、流域関係者や有識者、地元行政などが参画した「阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業実施検討会」を開催しました。
ワークショップの手法に基づき、事業全体の理念や計画等に関する検討が行われました。
推進委員会の様子
平成19年度に検討した事業全体の理念や計画を基に、様々な個別事業を流域の現場で具体的に推進させていくため、平成20年10月、「阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業推進委員会」を開催しました。
そこで、様々な個別事業を「イベント」、「環境学習」「情報発信」の3分野に分類して、それぞれの分野ごとに「プロジェクトチーム」(PT)を結成しました。
平成20年度 ~「もやい直し」につながる個別事業を検討~
地域再発見講座の様子
各プロジェクトチームにおいて、「もやい直し」の効果や実現可能性などの観点から、様々な個別事業を具体的にどう展開していくか検討が行われました。
その中で、イベントPTでは「草倉銅山談義」の実施、環境学習PTでは「地域再発見講座」の開催、情報発信PTでは「阿賀野川え~とこだだより創刊準備号」の発行など、各PTで個別事業が試行的に実施されました。
平成21年度 ~上流の地域資源「草倉銅山」の「光と影」に注目~
「ロバダン!」(炉端談義)の様子
個別事業の展開は地元の方々のご協力なしに実現できないため、平成21年度からは、流域各地で様々な方々と少人数で語り合う「ロバダン!」(炉端談義)を開催し始めました。
ロバダンでは、新潟水俣病に限らず、阿賀野川の思い出、日々の生活の様子、団体の活動、地域の事情や問題など、様々なことを思い思いに語っていただいています。
パネル展の様子
ロバダンを通じて知り合った地元の方々のご協力を得ながら、平成21年度は、上流の阿賀町にある地域資源「草倉銅山」の「光と影の物語」に着目し、紙芝居の上演やパネル展の開催を実施しました。
また、阿賀野川流域を環境学習の舞台とするべく、「阿賀野川え~とこだ環境学習」の実現に向けた取り組みもスタートしました。
これら事業の実施にあたり、これまでのプロジェクトチームを発展的に解体し、新たにワーキングチーム(WT)を個別事業ごとに編成し、事業に取り組みました。
平成22年度 ~鹿瀬・昭和電工・阿賀野川など上流の地域資源をテーマに個別事業を展開~
パネル展の様子
前年度でFM事業の全体的な枠組みが完成したため、これまでその役割を担っていた「阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業推進委員会」については前年度末をもって解散しました。平成22年度以降はこの枠組みに沿って、個別事業分野ごとのワーキングチームを中心に事業を推進していきます。
イベント分野では、これまでの上流での事業の総まとめとしてパネル展「鹿瀬・昭和電工・阿賀野川~光と影を織りなしてきた歴史~」を地元の旅館・ホテルの方々からご協力をいただき開催しました。また、今後の中流域における事業展開の足掛かりとして阿賀野市旧安田地域にて「地域再発見講座」を開催。年度末にはFM事業の取組を広く一般県民や関係者に周知するための「フォーラム」を初めて開催しました。
「新潟水俣病スタディツアー」の様子
環境学習分野では、これから継続的に取り組むこととしている阿賀野川流域の地域資源を活用した新潟水俣病の教訓を未来に生かせる「環境学習」の「基本理念」を策定するとともに、「新潟水俣病スタディツアー」の企画運営に協力し環境学習プログラムの試行を行いました。
情報発信分野では、引き続き情報誌「阿賀野川え~とこだより」の発行やブログ等で情報発信しています。
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