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【羽黒堰】
「羽黒堰」を紹介します
羽黒堰の様子
羽黒堰も歴史が古く、白川堰と同様、江戸時代からあった堰で、塚田川や旧笹神村方面の耕地を潤す上江と、須走堰に流れる旧大通川(大荒川、阿賀野市市街地周辺、旧笹神村)方面に用水を流す下江に分配する堰がありました。この用水の分配量は上江が45%、下江が55%となっていたことから国営事業で利水施設として改築されました。
羽黒堰のイメージ
改修に当たっては、白川堰と同様、過量の排水を安野川に流させないため、堰幅を大荒川側ゲート11m、塚田川側ゲート9mとし、両方の巻き上げ高さを同じくして、洪水時には両方のゲートを全開し、用水の分水量と同じ比率で流れる構造となっています。
この堰の管理規程により、これまで洪水時には全開する操作をしてきていますが、塚田川のすぐ下流に羽黒集落があり、またその川幅も狭く、洪水時には不安な状況が続いています。
羽黒堰の様子その2
白川堰と羽黒堰の管理は、利水管理者としての阿賀野市長と治水管理者としての新潟県知事、両方が管理者となっています。なお、施設の維持・修繕程度の管理については、阿賀野市長が行うこととなっています。