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令和5年度介護保険施設指定事業者への運営指導結果
1 運営指導の目的
運営指導は、利用者の心身の状況や家庭環境等に対する適切な現状・課題分析や居宅サービス計画等に基づく一連のケアマネジメントプロセスの重要性を認識してもらい、各サービスの運営基準の遵守等に対する指導を実施するとともに、各種加算に関して、算定要件に基づいた効果的なサービス提供を確保するための報酬請求指導を行うことで、介護サービス事業者により提供される「サービスの質の確保及び向上」を図ることを目的としています。
2 令和5年度運営指導結果の概要
令和5年度は、全205事業所等に対して運営指導を行いました。
各サービスにおける指導内容は、「サービス別運営指導結果の概要」のとおりです。
今後も引き続き、適切な介護サービスの提供及び介護請求事務が行われるよう指導を行います。
【サービス別運営指導結果の概要】(詳細についてはページ下のPDFファイルを参照してください。)
サービス名 | 実施事業所数 | 改善報告を求めた事業所数 | 改善報告を求めた指摘件数 | 主な指摘事項 |
---|---|---|---|---|
訪問介護 | 17 | 6 | 8 |
・事業所内で発生した事故について、市町村へ報告されていなかった |
訪問入浴介護 | 0 | 0 | 0 |
|
訪問看護 | 7 | 2 | 2 |
・当該月1回目の緊急訪問であるにもかかわらず深夜の訪問看護に係る加算を算定していた |
訪問リハビリテーション | 3 | 2 | 3 |
・事業所の医師の診療の日から3月を超えていたにもかかわらず、訪問リハビリテーション費を算定していた |
居宅療養管理指導 | 0 | 0 | 0 |
|
通所介護 | 58 | 18 | 24 |
・兼務している従業者について、勤務実態が明確になっていなかった |
通所リハビリテーション | 7 | 3 | 4 |
・消火訓練を年2回以上実施していなかった |
短期入所生活介護 | 43 | 19 | 31 |
・身体拘束を実施するに当たって、切迫性・非代替性・一時性の3つの要件を満たしているか、事業所内での検討が不十分であり、やむを得ず身体拘束実施の判断に至った経緯・理由の記録が不明確だった |
短期入所療養介護 | 11 | 5 | 5 |
・個別リハビリテーションを実施しなかった日に当該加算を算定していた |
特定施設入居者生活介護 | 6 | 2 | 3 |
・介護報酬に含まれている標準型の車いす、歩行器、センサーマット及びベッド等の通常介護に必要な用具等の費用を利用者が負担していた |
福祉用具貸与 | 3 | 2 | 11 |
・福祉用具専門相談員について、人員基準を満たしていなかった |
特定福祉用具販売 | 6 | 4 | 16 |
・特定福祉用具販売計画を作成していなかった |
介護老人福祉施設 | 33 | 19 | 24 |
・看護職員について、人員基準を満たしていない月があった |
介護老人保健施設 | 10 | 5 | 7 |
・消火訓練を年2回以上実施していなかった |
介護医療院 | 1 | 0 | 0 |
|
介護療養型医療施設 | 0 | 0 | 0 |
|
合計 | 205 | 87 | 138 |
【サービス別運営指導において改善報告を求めた指摘事項の状況】
サービス別運営指導において改善報告を求めた指摘事項の状況については、下記ファイルのとおりです。
・訪問介護 [PDFファイル/42KB]
・訪問看護 [PDFファイル/37KB]
・訪問リハビリテーション [PDFファイル/37KB]
・通所介護 [PDFファイル/50KB]
・通所リハビリテーション [PDFファイル/38KB]
・短期入所生活介護 [PDFファイル/59KB]
・短期入所療養介護 [PDFファイル/41KB]
・特定施設入居者生活介護 [PDFファイル/40KB]
・福祉用具貸与 [PDFファイル/45KB]
・特定福祉用具販売 [PDFファイル/46KB]
・介護老人福祉施設 [PDFファイル/55KB]
・介護老人保健施設 [PDFファイル/44KB]
※令和5年度に運営指導を行わなかったサービスについては、掲載していません。
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