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平成25年中の県内の火災発生状況(確定値) その1(平成26年6月20日訂正)
1 平成25年中の県内の火災発生状況
平成25年中(平成25年1月~12月)の県内の火災発生状況は下表のとおりです。
- 全出火件数は616件で、前年より81件減少しました。
- 林野火災は17件で、前年より2件減少しました。
- 火災による死者数は46人で、前年より5人減少しました。
- 高齢者の死者数は27人で、前年より2人減少しました。
- 放火自殺等を除く死者は39人で、前年より4人減少しました。そのうち65歳以上の高齢者は26人で、66.7%を占めています。
2 平成25年中の火災の特徴
(1)出火件数
平成25年中の全出火件数は616件で前年より81件減少していますが、4年連続で700件を下回っています。
出火件数を月別に見ると、平成25年は5月が85件で最多となっております。前年と比べると、5月の出火件数が増加しています。例年、春は空気が乾燥し、風の強い日が多いため、1年のうちで最も多く火災が発生しています。
火災種別出火件数では、「建物火災」は430件で前年と比べて、48件減少しました。「建物火災」が全火災に占める割合は69.8%(前年68.6%)となっています。
「建物火災」のうち「住宅火災(併用住宅、共同住宅含む。以下同じ。)」は245件で、前年に比べ32件減少しました。「住宅火災」は全出火件数の39.8%を占めています。
(2)損害額
平成25年中の火災による損害額は、16億5873万円で、前年より2億2435万円減少しました。
また、火災1件当たりの損害額は269万円で、前年より1万円減少しました。
1日当たりでは454万円、県民1人当たりに換算すると損害額は703円となっています。
(3)出火原因
平成25年中の全火災の出火原因は、「放火」が50件で最も多く、次いで「放火の疑い」が49件、「ストーブ」が46件となっています。「放火」は、前年と比べて3件減少しました。
「放火」と「放火の疑い」を合わせた件数は99件で、全出火件数の16.1%(前年13.1%)を占めています。
建物火災の出火原因は、「ストーブ」が45件で最も多く、次いで「こんろ」が43件、「放火の疑い」が38件となっています。
「放火」は前年と比べて12件減少しました。「放火」と「放火の疑い」を合わせた件数は66件で全建物火災出火件数の15.3%(前年13.0%)を占めています。
住宅火災の出火原因は、「ストーブ」が35件で最も多く、次いで「こんろ」が31件、「たばこ」が27件となっています。
これら3つの出火原因は、住宅火災の38.0%を占めています。
(4)死者数
平成25年中の火災による死者数は46人で、前年より5人減少しました。このうち、放火自殺等を除く死者数が39人で、前年に比べ4人減少しました。放火自殺等による死者数は7人で、前年に比べ1人減少しました。
火災種別死者数では、平成25年中は「建物火災」による死者が35人で、前年に比べ3人減少し、全死者数の76.1%を占めています。「建物火災」による死者のうち「住宅火災」による死者は33人で、前年に比べ4人増加し、「建物火災」による死者の97.4%を占めています。
65歳以上の高齢者の死者数は27人で、前年に比べ2人減少しました。そのうち「建物火災」による死者数が22人で、全高齢者死者数の81.5%を占めています。
平成25年中の放火自殺等を除く死者39人のうち、住宅火災による死者は32人で、82.1%を占めています。
また、住宅火災による死者32人のうち、65歳以上の高齢者は22人で、68.8%を占めています。
(5)出火原因別死者数
平成25年中の出火原因別死者数は、「放火(疑いも含む)」が9人で最も多く、次いで「ストーブ」が4人、「火入れ」が3人となっています。
また、65歳以上の高齢者では、「ストーブ」及び「火入れ」が3人で最も多く、次いで「たばこ」及び「電灯・電話配線」が2人となっています。