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メタンハイドレートの将来的な活用構想を作成しました
県内企業の意欲関心を喚起し、資源開発に参画を希望する企業の掘起しや、メタンハイドレートを活用・消費する各種ビジネスの創出を目指して、将来的に商業化が実現した際の参入可能分野の想定を示し、県内事業者の参入のヒントや契機となる将来的な活用構想を作成しました。
1 構想の概要
- メタンハイドレートに関する物性や国内における分布状況、技術開発の動向と現状について、文献調査やヒアリングを通じ、課題を整理
- 県内企業で直接参入可能な分野、県内事業者の保有技術と類似性のあるメタンハイドレートの技術の関係を整理
- 回収技術、輸送・貯蔵技術、利用技術という視点で、エネルギーの需要側及び供給側におけるビジネス・利活用の県内企業への展開について検討
2 参入可能分野
(1)需要側における参入可能分野(15業種等)
電力(火力発電・ガスタービン)
- 電気・電子
- 機械製造業
- 情報通信・サービス業
- 自動車産業(天然ガス自動車、水素自動車)
船舶製造業(デュアルフューエルエンジン)
- コージェネレーション関連業
- ガスボイラー関連業
- 産業用燃料電池製造業
- 工場、工業団地
地域熱供給(地域冷暖房)関連
- ディベロッパー(住宅団地)
- 大型商業施設
- オフィスビル
- 病院施設
- 公共施設
(2)供給側における参入可能分野(22業種等)
貯蔵基地関連
- ガス産業
- 建設業
- 建設コンサルタント業
- 電気業
- 金属製品製造業
- 機械製造業
- バルブ製造業
- 精密機械
- 電子機器製造業
- 化学
- 揚陸クレーン業
- 産業廃棄物処理業
パイプライン関連
- ガス産業
- 鉄鋼業
- 建設業
- 電気業
- 金属製品製造業
- 溶接業
- 塗装業
- 運輸業
陸上輸送関連
- 運輸業
- 自動車関連産業
(3)その他における参入可能分野(4業種等)
- コンベンション施設・学習施設(学会発表、セミナー、講演会)
- 宿泊施設
- 飲食物販業界
- 旅行業界
(4)回収・貯蔵・輸送段階における参入可能分野(7業種等)
- 建設関連
- 石油・ガス関連
- 情報通信・サービス関連
- 電気・電子関連
- 機械関連
- 金属製品・表面処理関連
- 化学プラスチック関連
3 活用構想
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