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1月の旬
ヤリイカ
特徴
小さい頭で腕が短く、ひれが大きいことが特徴です。
ひれの先がやりのようにとがっているので「ヤリイカ」という名前が付けられています。
※イカの頭はどこでしょうか?(下のミニ知識をご覧ください)
主な産地の紹介
佐渡、粟島を中心に漁獲されますが、本土側でも中越地区や、上越地区などで漁獲されます。
冬のヤリイカは粟島を代表する海の幸として有名でしたが、近年その漁獲量はめっきり減少しています。
泳ぐイカの姿。(結構キレイです)
県産の出回り状況
ヤリイカ漁はヤリイカが産卵のため沿岸に接岸してくる晩秋から初春にかけて行われますので、この時期に県内の小売店等で購入することができます。
また、宅配などのサービスを行っている漁協もありますので、漁協のホームページなどをご覧ください。
おいしい食べ方
煮ても焼いてもおいしいですが、何と言っても刺身が一番。内蔵以外は全て刺身で食べられます。
特におすすめは、足とひれ。歯ごたえがあって格別です(知らない人が多いんですよ)。
ヤリイカの刺身の作り方
- 内蔵を取り除き、布巾などを利用して皮をむきます。
- 身は5~6cm程度の細い短冊状に切ります(下図参照)。
- ひれの皮も丁寧にむき、身と同様に短冊状に切ります。
- 足は包丁でしごき吸盤をとり、長さを整えるよう足先を落とします。食べやすい大きさになるよう(イカの大きさにより1~2本づつ)に切ります。この時、足の付け根の肉を忘れないように(棄てないよう)注意してください(美味しいんです)。
- ショウガ醤油で召し上がってください。
ポイント:透明感があって、赤っぽい色の鮮やかなヤリイカを選びましょう(新鮮な証拠です)
知っていますか?ミニ知識
イカの頭はどこ?
イカの口は足の付け根にあることはご存じと思いますが、頭もまた足の付け根にあるのです。
足-頭-胴体の順に体ができており、このように足の付け根に頭のあるイカ、タコは頭足類(とうそくるい)という仲間で分類されています。
胴体の先の三角にとがった場所は、ひれの先端で、頭ではないのです。