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2月の旬
マガキ
特徴
カキというと通常はマガキのことを示します。
アサリやハマグリと同じ2枚の貝殻に包まれていますが、アサリやハマグリには貝柱が2つあるのに対して、カキには貝柱は1つしかありません。
また、カキの貝殻の形は、生息場所の栄養条件などによって、細長くなったり、太くなったりその形が変わります。
主な産地の紹介
新潟県のマガキは佐渡の加茂湖で「イカダ式養殖」による生産が大半を占めますが、真野湾においては一部、「延べ縄式養殖」による養殖も行われています。
加茂湖では約1年、真野湾では約1年半の養殖の後、出荷されています。
県産の出回り状況
マガキは水温の低下とともに栄養分(グリコーゲン)を蓄積しますので、1~2月が最も美味しい時期となります。
加茂湖産の約8割は新潟市場に出荷され、その後、飲食店及びスーパー等に並ぶこととなります。真野湾産は5割が島内消費されますが、残りは宅配により販売されています。
また、加茂湖産の約2割も宅配により販売されていますので、漁協のホームページ等をご覧ください。
例年2月には佐渡で「カキ祭り」が開催され、直売なども大盛況です。
おいしい食べ方
カキの食べ方としては、カキ鍋、カキフライなどが一般的です。
ここでは、ちょっと変わった一品としてベーコン焼きを紹介します。おつまみにもどうぞ。
カキのベーコン焼きの作り方
- カキのむき身を良く洗い、塩、コショウをふり小麦粉をまぶします。
- カキのむき身を1ずつベーコンで巻き「ようじ」でとめます。
- バター大さじ1杯半でカキの表面をカリッと焼きます。
- 熱いうちにレモン汁を振り、キャベツの千切り、クレソンなどを添えます。
ワンポイント:お好みでカキ油、タバスコをかけてもよい。
知っていますか?ミニ知識
「R」の付く月に食べるカキも
欧米ではカキの食習慣として「Rのつかない月は食べるな」と言われています。これはヨーロッパで食用になるカキの産卵期が5~8月であり、この時期のカキは身が痩せていることと、気温が高いために腐りやすいことがその理由です。
一方、新潟県ではマガキとは種類が異なるイワガキも有名です。
このイワガキの旬は夏場の7~8月であり、この時期がとても美味しく、バーベキューでの定番となっています。