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3月の旬
ワカメ
特徴
コンブ科の海藻で、ほぼ日本全国の沿岸に分布しています。
昭和40年頃より本格的に養殖が始められ、今では大半が養殖によって生産されています。なお、天然物と養殖物に品質的な差はほとんどありません。
海に生えているときは褐色ですが、湯通しすると鮮やかな緑色に変わります。
主な産地の紹介
県内産ワカメは、約3割が天然物、約7割が養殖物となっています(平成18年)。
天然物の3~4割は上越地方、6~7割は佐渡地方で生産され、養殖物は9割以上が佐渡地方、残りは粟島と上越地方で生産されています。
ワカメの収穫作業(養殖)
県産の出回り状況
県産ワカメの大半は乾燥ワカメとして出荷されますが、収穫期の2月から5月頃(盛期は3月)には一部生ワカメとしても出荷されますので、小売店等の店頭で生ワカメにお目にかかれることと思います。
県産品は身が柔らかいことが特徴ですので、是非ご賞味ください。
おいしい食べ方
ワカメはおみそ汁やスープ、海藻サラダなどでお馴染みですが、ここでは簡単にできる炒め物を紹介します。
彩りも綺麗で、春らしい一品です。
ワカメと卵の炒め物の作り方
材料
ワカメ (約100グラム)、 タマゴ (2コ)
カニかまぼこ (4本)、 白髪ねぎ (適量)
しょうゆ、コショウ
作り方
- カニかまぼこを、適当な幅に切り、ほぐします。
- タマゴをほぐし、カニかまぼこ、しょうゆ、コショウを加え、炒り卵をつくります。
- タマゴを皿に取り、ワカメをサッと炒めます。
- タマゴと混ぜて、皿に盛ります。
- 白髪ねぎを添えて、完成です。
知っていますか?ミニ知識
メカブとワカメの関係って・・・?
実は、「メカブ」はワカメの一部ということをご存じでしたか?
ワカメは成長すると茎のもとにメカブ(布株)と呼ばれる胞子をつくる場所ができます。
スーパー等で売られているメカブは、この部分だけを切り取ったものなのです。