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7月の旬
タチウオ
特徴
太刀のような体と立ち泳ぎをすることからこの名前がつきました。
瀬戸内海や九州で主に漁獲される魚ですが、本県の漁場は日本海でのタチウオの生息域の北限にあたります。
本県産は特に脂がのっておいしいと言われており、6月から本格的な出荷が始まります。
主な産地の紹介
本県での産地は糸魚川市など上越地区が中心です。
昭和57年には佐渡沖で500トン以上の水揚げがありましたが、近年は沿岸での漁獲が主体で、20トン程度の水揚げにとどまっています。
県産の出回り状況
県内ではなじみの薄い魚ではありますが、関西を中心に高級魚として珍重されています。
上越地区で水揚げされたタチウオは、地元消費のほかは、主に富山、金沢方面へ出荷されます。水揚げの最盛期は6月~8月です。
水揚げされ、せりにかけられるタチウオ
おいしい食べ方
タチウオは身離れが良いために食べやすく、お刺身、塩焼き、唐揚げでおいしくいただけます。また、ムニエルなどフランス料理の食材にもなり、トマトソースなどのさっぱりしたソースが合います。グラタンにしても良いです。
暑い夏にウナギなどを食べて夏バテを防ぐ習慣がありますが、同じく夏のスタミナ源として、脂の乗った本県産のタチウオをぜひご賞味ください。