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平成30年度「新潟米産地プレゼンテーション及び商談会」 参加者の声
平成30年度に開催した「新潟米産地プレゼンテーション及び商談会」には、首都圏・関西圏等企業延べ144社、新潟県生産者等延べ56者が参加しました。
(東京2回・大阪1回の計3回開催)
参加企業のみなさまからいただいたアンケート結果及び参加生産者からお聞きした感想などをご紹介します。
参加企業の声 ~参加者アンケートから~
新潟米産地プレゼンテーション ~多様な銘柄米をPR~
展示会出展者による産地PRでは、生産している環境、取組、取扱品種について、参加企業のみなさまにご紹介しました。
JA、農業法人、個人等延べ56者が参加
~主な出展品種~
こしいぶき、ゆきん子舞、つきあかり、あきだわら、みずほの輝き、ちほみのり、笑みの絆、コシヒカリ、新之助、
葉月みのり、ミルキークイーン、にじのきらめき(北陸263号)、いのちの壱、キヌヒカリ、縁結び、春陽、どんとこい、
こがねもち(もち米)、わたぼうし(もち米)、ゆきみのり(もち米)、山田錦(酒米)、一本〆(酒米) 等
新潟米食べ比べ
- 新潟米食べ比べでは、業務用向けとして「こしいぶき」「ゆきん子舞」「つきあかり」「あきだわら」「みずほの輝き」等を参加企業のみなさまに試食していただきました。その際、五ツ星お米マイスターなどが評価した各品種に適したメニューも併せてご紹介しました。
- 参加企業のみなさまからは、特に「つきあかり」について、食味が良い、多収であるとの理由から、今後取扱いを検討したいとの声が多く聞かれました。
参加企業の声
今後取扱いを検討したい品種・興味を持った品種
- 各々力を入れた取組があり、様々な品種があることを知った。(給食)
- 生産者の思いなどをお客様に伝えられたらと思う。(レストラン)
- 食べ比べでは、いろいろな種類の銘柄を1度に試食でき参考になった。(食品製造業)
- 各種用途に応じた特色が活かせることから、試食品種それぞれに関心を持った。(小売業)
展示商談会
- 展示ブースで各生産者が商品PRや試食提供をする中、参加企業のみなさまが自由に会場内を巡回
- 展示ブース内に設置した商談スペースでも、自由に商談を実施
展示商談会参加者の声
- 生産者との接点を持つことができ良かった。(配食事業)
- 生産者が持っている知識・情報を共有できた。商談は商売のチャンスが広がる良い機会であった。(米穀卸)
- 展示されている玄米を見て新潟米の良さがわかった。(受託給食)
- 差別化商品を見つけることができた。(食堂)
事前マッチングによる個別商談会
- 個別商談を希望する生産者等と参加企業を事前マッチング
- 事前に双方からのニーズを確認することにより、成約率の高い商談の場を提供
企業延べ49社、生産者延べ52者、計115組の個別商談を実施
個別商談実施者の声
- 具体的な商談ができ有益であった。(米穀卸)
- 求めている情報を得ることができた。(レストラン)
- 産地と情報交換ができ、有益であった。(米穀卸)
- サンプルを提案された。生産者の希望が理解できた。(小売業)
- 時間に余裕を持って商談することができた。(米穀卸)
展示会場での自由な商談
事前マッチングによる個別商談
平成30年度の商談実績(平成31年2月末現在)
21件の商談成立、66件が商談継続中
参加生産者の声
株式会社 壱成 様(新潟市)
- 平成28年度東京、平成29年度東京・大阪、平成30年度東京参加(通算5回)
- 主な出展品種:こしいぶき、つきあかり、みずほの輝き
商談会参加の目的
新潟産の業務用米・加工用米を実需者(中食・外食)の皆様にご提案し、米どころである新潟産のお米をアピールさせていただく場として参加致しました。また生産農家の需給にあった米作りを推進するために実需者様との情報交換をさせていただいて今後の生産に反映し、その架け橋になっていけるようにと考えております。
商談会に参加して感じたこと・参加実需の反応
多収穫米でも新潟産のお米が高い評価をいただいております。用途・業態は様々ですが主食用米の消費が年々減少している中、業務用米の実需者様(中食・外食)の年間使用量は無視できない量であることに驚かされました。その期待に応えるためにも、農業は明るいということを生産現場に伝え、更なる生産と流通の拡大に努めて参ります。
商談成立実績
- 平成29年度東京会場 (株)A社様(炊飯業)みずほの輝き 35t/年、つきあかり 35t/年 平成30年産も取引継続中
- 平成30年度東京会場 (株)B社様(外食業)つきあかり 12t/月
- 平成30年度東京会場 (株)C社様(炊飯業)つきあかり 60t/年、みずほの輝き 60t/年
他 商談継続中あり
今後の業務用米の対応
業務用米のニーズが拡大している傾向であるので実需者様の要望に応えられるよう供給量の安定確保をしていきたいです。また主食用米との需給バランスを見極め、生産現場である農家経済の発展も考慮していく必要があるので、今後も商談会や実需の皆様との情報交換を通して販路を築いていければと考えております。
有限会社 島田商店 様(長岡市)
- 平成28年度東京、平成29年度東京、平成30年度東京参加(通算6回)
- 主な出展品種:こしいぶき、つきあかり、みずほの輝き
商談会参加の目的
生産調整の見直しから2年目の今年、家庭用米が減少しているとのことでコシヒカリを含めどのような品種をどれだけの量を作付けしていければ良いのかという今後の見通しを立てたいと感じておりました。また他の生産者の取り組みや実需者の現状を今後に生かしていきたいと思っております。
商談会に参加して感じたこと・参加実需の反応
何回か参加させていただいておりますが、企業様の数量確保の動きが早くなっているように感じております。用途に合ったお米を低価格で提供させていただくことの必要性を感じております。
商談実施状況
- 平成29年度東京会場 A社様(外食業)こしいぶき12t/年 平成30年産も取引継続中
- 平成30年度東京会場 B社様(レストラン)こしいぶき 2.5t/年
他 商談継続企業数件あり
今後の業務用米の対応
みずほの輝き他、業務用米として多収品種の生産、供給を推進していきたいと思います。多収に特化するのではなく「低価格であること」「新潟県産ブランド」を崩さないこと、どちらも大切に注力していけたらと思っております。
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