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6月の旬 ユリ(切り花)
新潟産の特徴
落ち着いた外観のスカシユリ、豪華なオリエンタル系ユリともに様々な方法で栽培され、ほぼ一年中出荷されています。
6月中旬から7月いっぱいまで出荷されるのは主に露地のもので、県の出荷量の4割を占めています。
主な産地の紹介
新潟県内最大の産地は魚沼市です。特に魚沼市の旧堀之内町では田川平とよばれる台地を中心とした露地ユリ切花栽培が盛んで、県内出荷量の5~6割を占めています。
また、新潟市、津南町等では施設栽培が盛んに行われています。
県内の主な産地
栽培・収穫の様子
ハウスでは寒冷紗をかけて、日焼けを防いで栽培します。風を十分に入れて硬い茎に仕上げています。
写真は収穫直前のカサブランカです。純白の大輪種ですが、夏場は蕾にまだ緑が残る程度で出荷しています。
新潟県産の出回り状況
ほぼ周年にわたり生産されていますが、出荷のピークは6月中旬から7月下旬頃までで、このころは、ほとんどの品種がその特性を十分に発揮できる頃でもあります。
知っていますか?ミニ知識
どうして「オリエンタル系」というの?
最近人気のカサブランカを代表とするオリエンタル系ユリ。
ほとんどの品種がオランダで育成されたものですが、「オリエンタル」というように、もともとは日本や中国を自生地とするカノコユリやヤマユリが親となっています。