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【十日町】果樹
樹種共通-雪害対策
- 雪囲いが可能な樹は、粗せん定を行ってから囲うようにしましょう。
- 囲いは円錐形を基本として、頂部に肥料袋などを設置して雪が滑りやすいように配慮してください。
- 背が高く、雪囲いができない高木は枝が雪を抱きにくいように、枝が混んでいる所を減らすとともに、幹から枝先までの距離ができるだけ短くなるように切り詰めるなどしてください。
- 太枝を支えるために支柱をする場合は、いったん太枝に添え木や添え竹を幹からしっかり添わせ、その添え木に支柱をあてるようにしてください。
直接太枝に支柱をあてると、そこが支点となって、先が折れやすくなります。
もし枝が折れたら
- 枝が裂けても繋がっている場合は、程度にもよりますが修復を試みます。
- 裂けた枝の先が雪を抱いたのですから、雪を抱きにくいように枝数を整理して、先端部を軽くします。
- 裂けた部分を再度接合するため、接合面が広くとれるように傷口を小刀で削ります。
- 添え木(竹)をして、傷口が離れないようにしっかり固定します。枝の太さにより、タッカーやカスガイ、貫通ボルトなどによる固定も効果的です。
- 固定後、傷口が乾かないように、接ぎロウなど癒合剤を塗布します。
- 折れた枝がとれてしまったら
- 傷口の治療として、欠損か所を小刀等で滑らかになるように削ります。
- 傷口が乾かないように、接ぎロウなど癒合剤を塗布します。
ウサギやネズミの食害対策
- 冬期間、果樹の幹の皮をウサギやネズミなどにかじられると、樹が弱ってしまいます。
- ウサギのように雪面を移動してくる場合は、鶏小屋に使ったような金網を幹に2~3周巻き付けておくと、被害が軽減されます。
- ネズミのように地中から来て、地際を食べられてしまう場合は、杉の葉による囲いが有効といわれています。
- 籾殻の積み置きは、ネズミの越冬場所となりやすいので、冬期間作物があるほ場では行わない方がよいでしょう。