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第119回 新潟県統計年鑑 2008 (刊行のことば)
新潟県統計年鑑は、本県の土地、人口、経済、社会福祉、教育及び文化など各分野にわたる基本的な統計を総合的かつ体系的に収録した総合統計書です。
本書は、明治12年に「新潟県治概表」として創刊され、以降「新潟県治統計表」、「新潟県統計書」を経て、昭和23年に「新潟県統計年鑑」と改題し、現在に至る長い歴史を持つ統計書であり、今回で119回目の刊行となります。
戦後60年以上が経過し、少子・高齢化や経済のグローバル化の進行など、国内外の社会経済情勢は急速に変化しております。昨年秋以降の米国の金融危機に端を発した急速な景気後退で、現在、世界経済が混迷を深めております。このような状況の中にあって、本県では、若者が未来に夢を持ち、だれもが安心して暮らせる豊かな新潟県の実現を目指し、「産業夢おこしプラン」と「くらし夢おこしプラン」の2つを柱とする「新潟県「夢おこし」政策プラン」を基本に、県民共同参画型の県政を推進していきたいと考えております。
本県が置かれている現状を的確に把握し、こうした施策を着実に実施するためにも、新潟県の姿を展望していくことが大切であり、そのための客観的情報として、統計データの果たす役割は、ますます重要となっています。
行政施策の企画・評価、企業等の経営戦略の立案、地域の分析、学術研究などの基礎資料として、本書を幅広く活用いただければ幸いです。
終わりに、本書の編さんに当たり、貴重な資料を御提供いただきました関係機関の皆様に厚くお礼を申し上げますとともに、今後とも統計行政の円滑な推進と統計思想の普及・発展のため、より一層の御協力を賜りますようお願いいたします。
平成21年3月 新潟県知事 泉田 裕彦