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ニイガタ地域経済指標(平成23年7月号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006337 更新日:2019年1月17日更新

新潟県推計人口

6月1日現在推計人口

平成23年6月1日現在の県人口は2,364,884人で、前月と比べると569人の減少、前年同月と比べると9,054人の減少となった。
 世帯数は857,487世帯で、前月と比べると682世帯の増加、前年同月と比べると5,488世帯の増加となった。
 *平成22年10月1日現在推計人口から、平成22年国勢調査人口速報による人口を基準人口としている。

6月1日現在推計人口の画像

5月中の人口動態

 5月1か月間の人口動態は、出生1,586人、死亡2,383人で、差引き797人自然減となり、転入4,991人(うち県外からの転入2,298人)、転出4,763人(うち県外への転出2,174人)で、差引き228人社会増となっている。

毎月勤労統計調査地方調査結果

賃金

 4月の現金給与総額は規模5人以上で252,968円、前年同月比3.6%増(規模30人以上では280,267円、前年同月比2.5%増)となった。
 現金給与総額のうち、きまって支給する給与は246,860円、前年同月比2.8%増(規模30人以上では271,380円、前年同月比1.4%増)となった。
 また、所定内給与は228,078円、前年同月比2.4%増(規模30人以上では247,134円、前年同月比0.8%増)となった。

労働時間

 4月の総実労働時間は規模5人以上で157.0時間、前年同月比0.2%増(規模30人以上では160.8時間、前年同月比0.3%減)となった。
 総実労働時間のうち所定内労働時間は147.3時間、前年同月比0.4%増(規模30人以上では149.2時間、前年同月比0.5%減)、所定外労働時間は9.7時間、前年同月比0.9%減(規模30人以上では11.6時間、前年同月比2.7%増)となった。
 また、製造業の所定外労働時間は11.4時間、前年同月比6.6%減(規模30人以上では12.9時間、前年同月比7.2%減)となった。
 出勤日数は20.5日、前年同月と同水準(規模30人以上では20.5日、前年同月差0.1日減)となった。

常用雇用

 4月の規模5人以上の常用雇用の動きをみると、調査産業計で757,460人、前年同月比0.6%減(規模30人以上では419,196人、前年同月比0.3%減)となった。
 また、常用労働者中のパ-トタイム労働者比率をみると、調査産業計で22.6%、前年同月差1.5ポイント低下(規模30人以上では18.6%、前年同月差0.5ポイント低下)となった。

鉱工業指数

鉱工業指数の画像 4月の新潟県鉱工業指数(季節調整済)は生産が88.6で、前月比2.3%の低下、出荷が88.0で、前月比1.6%の低下、在庫が95.3で、前月比1.2%の低下であった。
 また、全国の鉱工業指数(季節調整済)は、生産が83.5で、前月比1.0%の上昇、出荷が82.7で、前月比2.7%の低下、在庫が98.2で、前月比0.5%の上昇であった。

消費者物価指数

消費者物価指数の画像 6月の新潟市の総合指数(中旬値)は、平成17年平均を100とした総合指数で99.4となり、前月に比べ(-)0.1%の下落、前年同月に比べると(+)0.3%の上昇となった。
 前月からの動きをみると、「光熱・水道」が他の光熱などの値上がりで(+)0.9%上昇したものの、「交通・通信」が自動車等関係費などの値下がりで(-)1.2%下落した結果、総合で(-)0.1%の下落となった。
 生鮮魚介・野菜・果物を除く総合は99.1となり、前月に比べ(-)0.2%の下落、前年同月に比べると(+)0.5%の上昇となった。

景気動向指数(CI)

景気動向指数(CI)の画像 4月のCI(平成17年=100)は、
 先行指数:84.1、前月比5.2ポイント下降し、3か月連続の下降となった。
 一致指数:79.8、前月比2.7ポイント下降し、3か月連続の下降となった。
 遅行指数:91.4、前月比1.4ポイント下降し、3か月連続の下降となった。
 4月のCI(一致指数)は、生産指数(製造工業)、大口電力使用量、出荷指数(製造工業)など、8つの指標が下降に寄与したことにより、前月から2.7ポイント下降した。

新潟県の経済動向(7月11日)

県内経済の概況(4~6月)

個人消費・物価は、持ち直しの動きもみられるものの、震災の影響による弱い動きがみられる。
 住宅投資は、前年を下回った。
 設備投資は、持ち直しつつある。
 公共投資は、前年を上回った。
 生産は、震災の影響により低下した。
 雇用は、持ち直しの動きが鈍化しており、引き続き厳しい状況となっている。
 企業収益・景況感は、改善の動きが弱まっている。
 以上、県内経済は、持ち直しの動きが続いているものの、東日本大震災の影響により足元では弱い動きがみられ、依然として厳しい状況にある。
 なお、震災、円高やデフレ等による企業の先行きへの不安がうかがわれる。

県民経済計算速報(平成22年10~12月期)

 実質経済成長率は、「公的固定資本形成」などが増加したものの、「民間最終消費支出」などが減少したため、前期比▲0.4%(年率▲1.4%)となった。
 平成22年10~12月期の県内総生産(支出側)(実質季節調整系列)は年率換算値で9兆3,056億73百万円となり、前期比では▲0.4%となった。
 なお、全国(平成23年3月10日内閣府発表による国内総生産(支出側)(実質季節調整系列))の平成22年10~12月期は、年率換算値で542兆54億円となり、前期比では▲0.3%となった。

主な需要項目別の動向(実質季節調整系列)

民間最終消費支出は、減少

 民間最終消費支出は、前期比▲1.9%(寄与度▲1.0%)と減少した。

民間住宅は、減少

 民間住宅は、前期比▲2.3%(寄与度▲0.1%)と減少した。

民間企業設備は、減少

 民間企業設備は、前期比▲0.0%(寄与度▲0.0%)と減少した。

公的固定資本形成は、増加

 公的固定資本形成は、前期比6.4%(寄与度0.4%)と増加した。

経済の動き(6月)

県統計課がまとめた「平成22年の新潟県鉱工業指数(概要)」によると、平成22年の新潟県鉱工業指数(原指数)は、生産が87.3で前年比10.9%の上昇、出荷が86.7で前年比10.3%の上昇、在庫が96.5で前年比4.3%の低下となった。

関東財務局新潟財務事務所が発表した「法人企業景気予測調査(平成23年4~6月期)」によると、新潟県内の全産業の景況判断指数は▲30.8となり、前回調査の1~3月期に比べ、▲8.6ポイント下降した。また、平成23年7~9月期の先行き見通しは全産業で「下降」超幅は縮小する見通しとなっている。

関東財務局新潟財務事務所が発表した「新潟県内金融機関の預貸金動向」によると平成23年4月末日現在における、県内に店舗のある金融機関の預金等残高は、10兆2,912億円で前年同月比3.2%増加した。貸出金残高は5兆3,310億円で前年同月比1.0%増加した。

日本銀行新潟支店が発表した「6月の企業短期経済観測調査」によると、新潟県内企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は全産業で3月の前回調査より2ポイント悪化の▲22となった。先行きの見通しは全産業で1ポイントの改善を見込んでいる。

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