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【魚沼】認知症の症状、早期発見の目安
認知症の症状
記憶障害
認知症の中心的な症状は「記憶障害(記憶力の低下)」です。
しかし、年を重ねた単なるもの忘れとは違い、単なるもの忘れは体験の一部を忘れるのに対して、認知症では体験のすべてを忘れます。
食事を例に取ると、食べたメニューを忘れるのではなく、食べたこと自体を忘れてしまうのです。
年相応のもの忘れは、自覚があり、別の機会にひょっこり思い出せますが、認知症のもの忘れは、自覚がなく、思い出せない部分に作り話が加わります。
見当識障害
今の時間や今いる場所が分からなくなります。
いつも通り慣れた道でもそこが何処なのか分からなくなったり、とうてい歩いて行けないような場所へ歩いて出かけようとします。
理解・判断力の低下
考えるスピードが遅くなり、二つ以上のことが重なるとうまく処理できなくなります。
また、道具の使い方や服の着方が分からなくなるなどの症状がみられます。
実行機能障害
計画を立てたり、手順を踏んだ作業ができなくなり、日常生活がうまく進まなくなります。
認知症 早期発見のめやす(認知症の人と家族の会)
もの忘れがひどい
- 1 今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
- 2 同じことを何度も言う・問う・する
- 3 しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
- 4 財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
判断・理解力が衰える
- 5 料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
- 6 新しいことが覚えられない
- 7 話のつじつまが合わない
- 8 テレビ番組の内容が理解できなくなった
時間・場所がわからない
- 9 約束の日時や場所を間違えるようになった
- 10 慣れた道でも迷うことがある
人柄が変わる
- 11 些細なことで怒りっぽくなった
- 12 周りへの気づかいがなくなり頑固になった
- 13 自分の失敗を人のせいにする
- 14 「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
不安感が強い
- 15 ひとりになると怖がったり寂しがったりする
- 16 外出時、持ち物を何度も確かめる
- 17 「頭が変になった」と本人が訴える
意欲がなくなる
- 18 下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
- 19 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
- 20 ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる
【認知症の人と家族の会】認知症 早期発見のめやす<外部リンク>