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【魚沼】魚沼の農業フォト通信(2020年7月~9月)
魚沼の農産物の状況や生産者の取組等を紹介します。
ソバの花、真っ盛り! (9月16日更新)
9月中旬の魚沼市では、ソバの開花がピークを迎えています。
管内のソバは8月上旬頃に種をまき、1か月程で白い花をつけます。
ソバ畑もきれいですが、白色のソバ畑と黄金色の稲の田んぼのコントラストには目を見張ります(写真3枚目)。
ソバの収穫は10月中旬頃から始まります。
開花したソバ
ほ場全体のソバの様子
ソバと稲のほ場の様子
稲刈りの季節がやってきました (9月16日更新)
9月中旬の魚沼市では、コシヒカリの穂が太陽に照らされ、黄金色に輝いています。
市内の各地ではコシヒカリの収穫が着々と進められ、その後、乾燥・調製作業を経て、みなさんのもとに届きます。
コシヒカリの新米が届くまで、もうしばらくお待ちください!
黄金色に実ったコシヒカリ
稲刈りの様子
元気すもんプロジェクトと山彩すもん (9月15日更新)
守門地域に住む人々が集う「元気すもんプロジェクトチーム」が立ち上げた直売所「元気すもん」が、7月から重要文化財「目黒邸」前で毎週土日、オープンしています。
また、同じプロジェクトチームに所属している方が主催している農家レストラン「山彩すもん」も7月から月に1度、第3日曜日、営業を始めています。須原公園 交流促進センター「かたっこ」で、11月まで営業します。新型コロナウイルス感染症対策のため、例年のバイキング形式の提供ではありません。要予約ですので、詳細はホームページをご覧ください。次の営業は9月20日、10月18日です。
https://www.facebook.com/genkisumon/<外部リンク>
げんき守門では子供たちも楽しめます。
農家料理の一例。これにごはん、ちまき、デザート、汁物などがつきます。
魚沼ユリの花プロジェクト (9月14日更新)
魚沼地域振興局では、新型コロナウイルスの影響で需要の落ち込みが懸念される中で、ユリの需要喚起を目的に、魚沼市、一般社団法人魚沼市観光協会と魚沼地域魅力発信推進協議会を立ち上げ、「魚沼ユリの花プロジェクト」の取組を行っています。
7月のオープニングイベントでは、魚沼市小出郷文化会館にて「特大生け花」展示を行い、9月(商工会等一部は8月)からは同市内の各種事業所でユリを飾っていただき、その写真を自社のホームページやSNS等で発信していただく取組「魚沼ユリ通信」を進めています。
また、同プロジェクトでは、現在ユリの写真とユリにまつわるエピソードや思い出、メッセージを大募集しています(締切:10月17日)。エピソード等は400字以内であれば長さや形式は問いませんので、ぜひ募集頂けるようお願いします。
詳しくは、「魚沼ユリの花プロジェクト」の下記ホームページ等をご覧ください。
https://www.iine-uonuma.jp/<外部リンク>魚沼ユリの花プロジェクト.html
「小出郷文化会館の「特大生け花」は、花を入れ替えつつ1週間にわたり展示されました。
「特大生け花」の部分拡大。
市内事業所等での花飾り
いちじくの出荷、始まる! (9月7日更新)
9月2日にJA北魚沼でいちじくの出荷目合わせ会が開催されました。
目合わせ会は出荷前に生産者が一堂に会し、出荷規格や出荷方法を確認する会です。当日は実際に収穫物を見ながら、秀品、優品、外品等の確認を行いました。
また、目合わせ会は生産者同士の情報交換の場ともなっており、生産技術の向上にもつながっています。
本年のいちじく栽培は、春先の霜による新芽の枯死や、7月の曇天や長雨の影響など栽培管理が難しい条件が重なり、例年よりも10日程度遅れてようやく出荷が始まります。
間もなく近隣のスーパーや直売所に陳列されますので、魚沼のいちじくをぜひお召し上がりください。
いちじくの出荷目合わせ会の様子
小出地区の貴重な自然 (9月4日更新)
小出地区の堤防、水田畦畔で希少種「アイナエ」(まちん科)の花が咲いています。
アイナエはごく小さく、花茎を含めて5cm程度になり、1mmほどの小さな花を咲かせる草で、現在27都府県で希少植物として指定を受けています。
小さいため草刈りを行わないとすぐに絶えてしまうとされ、耕作放棄などが進む昨今、絶滅が心配されています。
地元の皆さんの草刈りなどで維持されている小さな花。これからも長く咲かせてほしいと思います。
アイナエの群生の様子
花のアップ
適期収穫を目指して(9月1日更新)
魚沼市内の49か所の田んぼには、のぼり旗と銀色の箱が設置されています。箱の中には稲の穂が出てからの毎日の平均気温を足していく「積算温度計」があります。この積算温度をもとに、適切な刈取時期を判断することができます。
コシヒカリの刈取適期のめやすとなる積算温度は1000℃です。しかし、今年のように平均気温が高い年は刈り遅れにより、胴割れなどの品質低下が懸念されるため、2日程度早めた950℃を刈取適期のめやすに、籾の黄化率(85~90%)を確認して刈取の日を決めます。
5月16日に田植えをした魚沼市七日市地区(旧湯之谷村)のほ場では、8月25日現在の積算温度は565℃でした(写真2枚目の赤枠内)。また、普及指導センターでは小出と守門のアメダス地点データをもとに、刈取適期予想の資料を毎週水曜日に更新しており、10月中旬頃まで公開しています。
刈取適期予想:https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/uonuma_nogyo/uonuma2020inasakuzyouhou.html
積算温度計
積算温度計
のぼり旗
コシヒカリの穂が出始めました! (8月11日更新)
8月4日の魚沼市は、長い梅雨が明け、ようやく夏らしい陽気になってきました。
田んぼを覗くと、コシヒカリの穂が出始めていました。
稲の穂が出ることを専門用語で出穂(しゅっすい)と言います。
出穂後は光合成で得られた糖類を穂に送ることで、お米の中身を充実させていきます。
8月11日現在の魚沼市のコシヒカリは、ほぼ穂が出揃い、9月の中旬には収穫時期を迎えます。
暑い日が続いていますが、夏の暑さに負けず、元気に育っていってほしいですね!
出穂したコシヒカリ
ほ場全体の様子
7月のあぜ道研修会が開催されました。 (7月16日更新)
7月10日に魚沼市藪神(やぶかみ)地区でJA北魚沼主催の「あぜ道研修会」が開催されました。
あぜ道研修会とは、コシヒカリの栽培管理に関する情報をあぜ道で共有し、お米の食味や品質等の向上に資するものです。6月に開催した前回の研修会では、田んぼの水管理に関するポイントを共有しましたが、今回は穂肥(ほごえ)のポイントを共有しました。
穂肥とは、1つの穂につくお米の数を増やし、実りをよくするための肥料です。これを適切な時期に稲の生育に合わせて穂肥を栄養として施用することで、お米の食味や品質の向上につながります。逆に、必要以上に施用するとお米がまずくなったり、稲が倒れたりします。そのため、稲の草丈や葉色などをよく確認し、生育状況に合わせて穂肥をまく時期や量を決めることがとても重要になります。
穂肥の研修会は藪神地区を皮切りに、7月中に魚沼市内の18会場で開催されます。
研修会の様子
稲の様子