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まず、農耕担当の技術職員が63馬力のトラクターで主要道路の雪を除け、12ヘクタールある敷地内の研究施設やほ場への通路を確保していきます。
続いて、各ハウスに向かう細い通路を小型の除雪機で確保していきます。
作物を栽培中の加温ハウスは、その熱で屋根の雪は自然落雪します。
屋根から自然落雪した雪は、井戸水を貯めたプールに落ち、随時融かされる仕組みです。
しかし、・・・・・。
今回のような湿った雪が短期間に大量に降ると、井戸水だけでは融かしきれなくなります。
そんなときはシャベルの出番です。
「千里の道も一歩から」
一かき一かき、地道に除けていきます。
狭い場所など、機械が入れない場所も研究員、技術員、会計年度任用職員総出の人海戦術で除雪します。
こちらは、果樹園です。
梨の果樹棚の上に積もった雪は、背中に背負ったエンジン駆動のブロワーの風で吹き飛ばします。
しかし、……。
湿って重い雪や、前日降って固まった雪はブロワーの風では飛ばせません。
このまま放っておくと、果樹棚が壊れたり、大事な樹の枝や幹が折れたりと、大きな被害につながりますので、この場合も職員総出の人海戦術で地道に落としていきます。
狭い隙間から棒などを差し込んで少しずつ作業を行いますが、なかなかはかどりません。