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【上越】「外国人観光客満足度向上のための広域観光連携促進セミナー」を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0555234 更新日:2023年3月27日更新

 日本における新型コロナウイルスの水際対策が緩和された9月以降、訪日外国人旅行者(インバウンド客)数は毎月右肩上がりに回復してきています。

 上越地域振興局では、冬季のスキー目的等で上越地域(上越市、妙高市、糸魚川市)に滞在する外国人観光客の満足度を向上させ、当地域のリピーターとなってもらうためには、スキー場周辺だけではなく地域全体への誘客を図り、この地域の食・文化・観光地等の魅力を伝える必要があると考えています。

 そのため、上越地域の事業者の方を対象にし、来たるインバウンド完全回復に向けて備えておかなければいけない知識やインバウンド観光における市を超えた連携の重要性等を学んでいただくことを目的とし、以下のセミナーを開催しました。

セミナーチラシ

セミナー概要

 日 時 : 令和5年3月6日(月曜日)午後2時~午後4時

 会 場 : 高田城址公園オーレンプラザ ホール

 対 象 : 上越市、妙高市、糸魚川市内事業者(宿泊、飲食、交通、観光施設、アクティビティ関係など)

 参加者 : 47名

 <プログラム>

 第1部 基調講演(45分)

【講師】株式会社インアウトバウンド仙台・松島 代表取締役 西谷 雷佐 氏

 日本におけるインバウンドの現状やインバウンド客を呼び込むための考え方、仙台・松島地域におけるインバウンドでの広域観光連携の取組等について講演していただきました。

 基調講演① 基調講演②

「外国人にとって市町村の枠組みは関係ない。そこで何が見られるのか、何ができるのか、何を食べられるのかが大切。」

「地域が連携してその地域をどうしたいかというビジョンを定めることが大切。そのビジョンに共感してやってくる人もいる。」

「ビジョンは派手や豪華でなくていい。その土地の当たり前を編集することが外国人にはうける。」

「コロナが落ち着いてきたこともあり、インバウンド誘客を強化するため、観光庁から補助金の募集がどんどん出ている。補助金申請に抵抗感があるとは思うが、事業者の方はチャレンジしてみてはどうか。」

「外国人旅行者は食事などで滞在中にお金を多く使う。日本人は安く大量に売ろうとするが、事業者が苦しまずやっていける適正な価格を設定しなければならない。外国人は安いと品質を疑う。良いものは高く売った方が良い。」

「キーワードは「特別で本物。いまだけここだけあなただけ。」旬をとらえて旬を売ることが大切。」

 

 第2部 パネルディスカッション(70分)

【パネリスト】

 〇公益社団法人上越観光コンベンション協会 誘客宣伝課長 上羽 亮 氏

 〇観光地域づくり法人(DMO)一般社団法人妙高ツーリズムマネジメント 事務局長 関原 一義 氏

 〇観光地域づくり法人(DMO)一般社団法人糸魚川市観光協会マーケティング事業部 企画課長 村田 雅人 氏

【ファシリテーター】株式会社インアウトバウンド仙台・松島 代表取締役 西谷 雷佐 氏

 上越地域における観光分野のキーマンの方々から、インバウンド回復に向けた取組および広域観光連携の展望等について発表していただいた後に、設定されたテーマについて出演者およびフロア間で討論していただきました。

パネルディスカッション① パネルディスカッション②

「”勝てるコンテンツ”で”勝てる時期”に勝つということを意識する。」

「3市それぞれに食や体験などの素材はあると思うが、幕の内弁当的な商品(=特筆すべき要素がない商品)を作っても人は来ない。他のエリアでは体験できない強みを見つけることが大切。」

「桜(上越)×カニ(糸魚川)×温泉(妙高)を組み合わせたツアーなどは魅力的だと思う。いきなり長期滞在してもらうのは難しいかもしれないが、徐々に知名度を上げていくことが大切。」

 「(翻訳など)今はスマホで出来ることは非常に多い。観光DXという言葉もあるが、まずは使える道具を上手く活用していってほしい。」

「物事が一日で大きく変わることはないが、然るべきタイミングで然るべき人たちが集まって話し合うことで新たに動き出すことがあるのではないかと思う。」

感想(参加者アンケートより一部抜粋)

「そもそものインバウンドへの考え方が変わりました。まずは知ること(世界で何が起きているか)をはじめたいと思います。」

「自分たちの素材のことだけでなく外国人の目線でも考えないといけないと気づかされました。とても良かったです。」

「日本では利益を高める=良くないイメージがあるが良いものをいかに高く売るかが大切だと気付きました。」

「上越3市で連携してインバウンド誘客に取り組んでいけたらいいなと思いました。」

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