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上越地域振興局では、上越・妙高で活動する事業者及び団体同士の「連携を深める場」、「アフターコロナを見据えた情報交換の場」として、11月4日(水)に高田城址公園オーレンプラザホールにて「上越・妙高冬季インバウンド周遊促進セミナー」を開催しました。
糸魚川シーフードシャトル事業の発起人である片山さんより、バス運行を始めたきっかけ、取り組みの内容、工夫した点、今後の予定についてご講演いただきました。
「白馬村では外国人スキー旅行客が毎年大勢訪れているが、飲食店が少なく「夕食難民」が発生してしまう・・・。そこで糸魚川直行のシャトルバスを運行させ、日本海の幸を楽しんでもらおうと考えました。お互いの「無い」ものをうまく補い合ってお客様の満足を高めることが重要だと思います。」
「シーフードシャトルを利用いただくお客様には徹底的におもてなしをしています。その結果、2016年の運行開始以来、毎年利用者数が増加しています。」
「今年の冬は感染症流行のため、外国人観光客についてゼロベースで考えねばなりません。まずは白馬・小谷在住の日本人・外国人のお客様に糸魚川の魅力を知っていただき、2022年のシーズンにはその方々から外国人観光客の皆さまにおすすめしてもらおうと考えています。」
上越市・妙高市で活動する各団体の皆様より、「2019年度に取り組んだ活動」及び「今後の活動予定」について事例紹介いただきました。
<発表いただいた方々>
●(一社)妙高ツーリズムマネジメント 会長 古川 征夫 氏
●妙高・高原観光バス 代表取締役 杉木 修一 氏
●頚南バス株式会社 代表取締役専務 佐藤 英明 氏
●えちごトキめき鉄道株式会社 常務取締役 石黒 孝良 氏
●Japan Snow Access 清水 史郎 氏
●インバウンドで本町を盛り上げるおかみさんの会 会長 熊田 和子 氏
事例発表者の皆様からは、
「昨年度まではインバウンド客が右肩上がりで増えてきていたが、今年は状況が異なる。日本人や在日外国人にアプローチした商品開発を進めている。」
「来冬のインバウンド誘客を見据え、今から皆さんと連携していきたい。」
などの声をいただきました。
セミナー最後には事例発表者6名と一般参加者2名、上越地域振興局長によるフリーディスカッションを行いました。
「コロナ終息後に向け今できること」というテーマのもと、観光の最前線に立つ方々による熱い議論が展開されました。
アフターコロナを見据え、「安心安全で選ばれる観光地」になるために今できることとして、環境整備、情報発信、人材育成、コンテンツ作り、国内新規エリアからの誘客などが挙げられました。
これらを個々の事業者で行うのではなく、業種を超え、互いに連携しながら進めていくことの重要性も話し合われました。
セミナー当日は上越、妙高市内より40名以上の方々にご来場いただきました。アンケートにて寄せられた感想をご紹介します。
・ 各社のインバウンド需要に対する取り組みを知ることができ参考となりました。
・ 皆さん、行動力やアイデアがあって刺激をもらえました。
・ 各団体が連携し合えれば今後のインバウンドの可能性が広がると思います。
・ 白馬と糸魚川のシーフードシャトルバスの件は知りませんでした。すばらしい取り組みだと思います。
ちょっとリッチな気分で雪月花に乗ってみたいと思いました。
・ どの事業者様も工夫と継続的な努力をしていらっしゃることがよくわかりました。
ぜひこのような会を今後も開いていただければと思います。
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