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妙高砂防事務所、上越市板倉区総合事務所などで構成される「地すべり資料館運営協議会」が主催となり、7月30日(火曜日)に「夏休み自由研究!実験&工作&親子防災教室」を実施しました。
はじめに、妙高砂防事務所職員扮する地すべり博士による、防災講座が行われました。「自然災害から命を守る」DVDで、津波や土砂崩れなどの自然災害の様子を鑑賞した後、地すべり博士から「地震が起こるしくみ」や「災害時の避難の方法」などについての解説を受けました。地震に関する話には、参加者も特に関心を示している様子がみられ、講座を通じて、自然災害から命を守る方法について学習することができました。
防災講座後、2つの班に分かれ、「工作」と「実験」を交互に実施しました。
「工作」では、プラスチック容器内で砂と水を混ぜ、建物や木をイメージした模型や、マンホールをイメージした調味料入れを設置して、液状化実験装置のミニチュアを作りました。容器を叩いて地震に見立てた揺れを起こすことで、設置した建物が傾く、埋めていたマンホールが表面に浮上するなどの、液状化現象の様子を目の前で観察しました。
砂に混ぜる水の量が少なすぎると、揺れを起こしても液状化が発生しなかったり、反対に水の量が多すぎると、揺れを起こす前に街が水浸しになってしまうなど、水の加減に苦戦している様子もみられましたが、参加者全員が液状化現象の発生する街を作ることができました。
★液状化実験装置の材料や作成方法についてはこちら↓をご覧ください。
「実験」では、地層実験と液状化実験を行いました。地層実験では、透明な円柱に、土砂をイメージした粒の大きさが異なる小石やビー玉を複数回流していき、雨が降ると土砂が流れて重いものから沈んで地層ができる様子を観察しました。液状化実験では、プラスチックケース内で、水が混ざった砂の上に家やビル等を設置して街を再現し、両側から地震をイメージした揺れを起こすことで、「工作」の際に各々で作った街よりも広く大きい街で液状化が発生する状態を観察しました。
実験後はパネルで液状化が発生する仕組みを学習しました。上越市や新潟市で液状化が発生しやすい地域を示したパネルでは、身近な地域でも地震発生時に液状化が発生する可能性があることを知り、驚いている様子がみられました。
工作や実験では、参加者の皆様が楽しんで学習している様子が大変印象的でした。
防災教室を通じて学んだことは、ぜひ家族や友人と共有していただき、今後の生活において役立てて頂きたいと思います。
・日程 令和6年7月30日(火曜日) 9時30分~11時30分
・会場 地すべり資料館(上越市板倉区猿供養寺)
・主催 地すべり資料館運営協議会(新潟県妙高砂防事務所・上越市板倉区総合事務所ほか)
当日は報道機関より取材いただき、イベントの内容について紙面で取り上げていただきました。
【新潟日報社 様】
当日の様子を7月31日の新潟日報紙面に掲載していただきました。
【上越タイムス社 様】
当日の様子を7月31日の上越タイムス紙面に掲載していただきました。
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