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アイハーツ株式会社
新潟市の中心市街地である古町の新たなるランドマークとして2020年春に誕生した複合ビル、古町ルフル。新潟市役所のふるまち庁舎をはじめ、大学や銀行、ドラッグストアやベーカリーなどが入居しています。その古町ルフルの9階にオフィスを構え、同年6月に新潟での業務を開始したのがアイハーツ株式会社新潟支店です。東京に本社を構え、スマートフォンに特化した広告代理事業を主軸にするベンチャー企業の初となる地方拠点となりました。「スマホ広告の会社がどうして新潟市に?」――そこには会社のトップから地方進出についての権限を一任されたひとりの若き社員の姿がありました。
本インタビューの主役は、もちろんその27歳の若きアイハーツ社員。現在は新潟支店長として大活躍している嶋田周一郎さんです。数年前から徐々に増えていたという同社への地方都市からの誘致ラブコール。その中で最終的に新潟市を選んだ嶋田さんとアイハーツの思いを綴りました。
目次
- 地方拠点を構えた背景
- 開業しての感想
- 新潟支店が行っている業務
- 心強い行政のサポート体制
- これからの未来に向けて
地方拠点を構えた背景
新潟市役所があるビルに支店を
構えることでのブランディングと安心感の醸成
“インターネットに、ハートを”をカンパニーメッセージに掲げ、スマートフォンに特化した広告代理事業を主軸とするベンチャー企業。また、地方自治体のふるさと納税を支援する『ふるさと納税ニッポン!』の雑誌の発行やポータルサイトの運営。さらには自社開発による適職診断アプリを通じた人材紹介事業や、コスプレイヤー専用SNS『コスらぼっ!』など、多角的で、次の時代をにらんだ新事業を積極的に展開している企業でもあります。
新潟支店長を務める嶋田周一郎さんは、大学卒業後、新卒でアイハーツに入社。いくつかの事業を経験した後に、地方自治体のふるさと納税を支援する『ふるさと納税ニッポン!』のふるさと納税事業を担当することになりました。
「北海道出身で大学が京都。地方にかかわる仕事には興味がありましたし、地方自治体と仕事をすることで、全国各地の活性化に貢献できたらいいと思い、担当になりました。弊社代表の野田は、アイハーツを創業する以前の20代の頃に新潟で3年ほど働いていた経験があります。そのことから、“営業マンとして育ててくれたのは新潟”とよく話していましたし、そんな新潟との縁もあって、2019年に新潟県庁の東京事務所を通じて、弊社に企業誘致のご案内をいただきました」(嶋田さん)
野田社長の意向もあり、嶋田さんは新潟市を視察に訪れました。東京本社に続く、初となる地方支店を開設するかどうかという大事な決断を任された嶋田さん。視察をし、考え抜いたなかで唯一の条件を導き出しました。
「古町ルフルに支店を置けるなら、新潟に進出する。これが唯一、私が望んだ条件でした」(嶋田さん)
スマホ広告の需要拡大に伴い、ここ5年ほどの間で、全国のいくつもの自治体から支店開設のオファーがあったそうです。しかし、アイハーツが大切にしたのは単に条件や金銭的な補助だけではありませんでした。野田代表にとってゆかりのあった場所が新潟であり、“インターネットに、ハートを”という企業理念からも、お世話になった土地や人に恩返しをする――そんな思いがあったのも新潟が選ばれた理由なのです。では、なぜ古町ルフルだったのでしょうか?
「理由は明確でした。新潟市役所のある建物に入れば、弊社が新潟の自治体や企業に対してふるさと納税やスマホ広告のアプローチや提案をする際に、新潟の人々から安心感をもって接してもらえると思ったからです。当然ですが、新潟では“アイハーツ”と聞いてすぐにピンとくる人はまずいません。知名度がないからこそ、どうやって企業としての安心感や親近感を持ってもらうかを考えた時“新潟市役所があるビルのなかの会社です”と言えるのはとても重要でした」(嶋田さん)
アイハーツ株式会社<外部リンク>
住所
本社
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-12-9
新潟支店
新潟県新潟市中央区古町通7-1010 古町ルフル9階
Url
https://i-hearts.jp/<外部リンク>