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【下越】「教育下越」令和7年2月号(通算第388号)を発行しました。

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0722558 更新日:2025年2月14日更新

教職員事故の根絶・防止に向けて

​1 はじめに
   令和7年1月末現在、管内における教職員事故の発生総数は37 件でした。その内、30 km/h 超の速度超過違反が2件、交通加害人身事故が2件、体罰(令和5年度の事案)が2件発生しました。また、公務災害は、令和になって過去最多の28 件も発生しています。今後も引き続き事故防止に向けた取組をお願いします。

2 年度末・年度初に懸念される教職員事故について
(1) 個人情報紛失・誤配付等の防止
    今年度に入り、事故報告書の提出には至らないまでも個人情報の紛失や誤配付などの事故が管内で11 件も発生しています。特に、年度末・年度初は、児童生徒の個人情報を取り扱う機会が増えることから、紙媒体等の紛失に注意が必要です。また、教職員の異動や校務分掌の変更もあるため年度をまたぐ配付・回収は避けるなど、十分な注意が必要です。詳細は「2(2)個人情報紛失等の防止」(教育下越 第383 号 R6月7日.8)を御確認ください。​


(2) 交通加害事故の防止
    今年度、加害人身事故が2件発生しています。さらに物損事故や被害事故を合わせると37 件にもなります。特に降雪や積雪のあるこの時期の運転は、事故発生のリスクが高まります。時間的にも精神的にもゆとりをもった安全運転を心掛けてください。以下は、今年度の交通加害事故の主な傾向です。

・出退勤途中の事故が半数以上である(通勤経路による慣れ、時間的な焦り等)
・前方不注意、スリップによる追突事故や交差点、T字路での右左折時の接触事故が多い
 (左右の確認不足、渋滞時等に前の車への追突、自転車・歩行者との接触等)

(3) 飲酒運転の根絶
    飲酒運転は極めて悪質な犯罪です。「酒を飲んでから時間が経っていた」「事故を起こさない自信があった」「飲んだ量が少ないので大丈夫だと思った」「目的地が近かった」など、安易な考え自体が言語道断です。
 年度末にかけて飲酒の機会が増えることが予想されます。一人一人が絶対に飲酒運転を 「しない、させない」という強い意志をもち、飲酒運転の根絶に向けて取り組みましょう。

3 その他の教職員事故について
(1) 体罰等の根絶
    今年度、体罰が2件(事故発生は令和5年度)、不適切な指導と受け取られてもおかしくないような案件が10件も発生しています。ついカッとなって衝動を抑えられず…というケースが目立ちます。怒りを感じたら深呼吸をし、6秒間、別なことを考えてみることも有効です。いかなる理由があれ、体罰は犯罪です。


(2) けがの未然防止
   管内における公務災害事故は1月末現在で28 件です。常に事故が発生するかもしれないという意識をもって行動し、安全な職場環境づくりをお願いします。以下は公務災害の現状です。

公務災害の現状

4 おわりに
  今年度も残り約1か月となりました。忙しい中だからこそ、お互いに声を掛け合い、笑顔で仕事ができるよう風通しの良い職場環境づくりが必要です。
 風通しの良い職場環境は、職場における「良好な人間関係」に尽きます。また、風通しの良い職場環境は、仕事にかかわる風通しの良さだけではなく、仕事以外の風通しの良さも必要です。それらが相互に作用し合い、より良い職場環境を創り出します。そんな魅力ある職場をみんなで創っていきましょう。

重大事故の未然防止 ~「学校事故対応に関する指針【改訂版】」の活用を~

 令和6年3月に、文部科学省は、「学校事故対応に関する指針」について、事故等の検証や再発防止、死亡事故等の発生に関する国への報告の徹底等が図られるよう具体的な方策を示し、組織的に事故の未然防止、事故発生時の適切な対応等に実効性をもって取り組めるように改訂しました。
 主な改訂のポイントは以下のとおりです。​

【事故発生の未然防止】
・学校の設置者による学校の危機管理マニュアルの点検と指導・助言
・危機等発生時に被害を最小限にとどめる備えの観点を重視する 等

【事故発生に備えた事前の取組】
・駆けつけた教職員が組織的に対応し、誰でも取り組める体制の整備
・保護者と事故発生時の対応を事前に共有する  等

【事故発生後の対応の流れ】
 初期対応時の取組のうち、事故発生直後から事故後1週間程度の取組として

 ・全ての学校の管理下において発生した死亡事故
 ・治療に要する期間が30 日以上の負傷や疾病を伴う場合等重篤な事故

(ただし重篤な事故には、治療に要する期間が30日以上でなくても意識不明の場合や身体の欠損(歯を含む)、身体機能の喪失を伴う事故等を含む)

 については、速やかに学校の設置者に報告すること 等

 また、今回の改訂では、上記に関する具体的な場面に即したチェックシートや動画を作成し文部科学省のホームページに掲載しています。

 今年度、下越管内においては、学校事故について、以下のような傾向があります。
  〇時間…授業中(体育)、課外活動、休憩時間
  〇場所…体育館、教室、グラウンド
  〇部位…手及び足首、頭
  〇負傷等の内容…骨折、捻挫、打撲
  〇原因…転倒、接触、不注意
 学校では、児童生徒の生命と健康を最優先に迅速かつ適切な対応ができるよう、本指針について研修等を行い、学校事故に関して理解を深め、一層安心・安全な学校づくりを進めていくようお願いします。

全国学力・学習状況調査について

 本調査は、文部科学省が、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、学校における児童生徒への学習指導の充実や学習状況の改善等に役立てる等の目的で実施します。
 令和7年度の概要は以下のとおりです。

〇実施日 4月17日(木曜日)
 ※ 中学校理科は4月14日から4月17日のうち1日となります。
〇対象 小学校6学年及び中学校3学年
〇内容 教科に関する調査  国語、算数・数学、理科
 ※ 中学校理科は、Cbtシステムによるオンライン方式で実施します。
質問調査
・児童生徒に対する調査
・学校に対する調査
 ※ 児童生徒に対する調査は、小学校…4月18日(金曜日)から4月30日(水曜日) 中学校…4月14日(月曜日)から4月17日(木曜日)のうちの1日を学校ごとに指定して実施します。(中学校は理科と同日)
 ※ 学校に対する調査は、4月1日(火曜日)から17日(木曜日)の期間に各校が実施します。
 ※ 両調査ともに、Cbtシステムによるオンライン方式で実施します。

 さらに、小学校では児童質問調査について、事前準備(接続テスト)が、2月10日(月曜日)から3月31日(月曜日)までの期間で行われます。
 また、中学校理科及び生徒質問調査については、オンライン実施に向けた事前検証及び事前準備(接続テスト)を行います。各校においては、予定された実施日で、円滑に調査が行われるよう、計画的に準備を進めてください。
 上記のほか、本調査に係る主な通知・事務連絡等については、文部科学省のホームページ等で御確認ください。
 
 今後は、先述した事前準備のほか、3月中旬頃に送付される「調査マニュアル」等を活用して、児童生徒及び保護者等に対して、本調査についての周知をしていただくようお願いします。(中学校調査の「調査マニュアル」については、文部科学省が、3月後半にオンラインで説明会を開催する予定です。)

 

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