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※令和3年2月19日更新(写真を追加しました。)
しろーい泡がブクブク。おいしいメレンゲでもカプチーノの泡でもありません。
氷点下近い気温が続く寒いこの時期に、海岸で見られるこの泡。「波の花(なみのはな)」といいます。「波の花」といえば、北陸の能登地域などが有名ですが、村上市山北地区にある国の名勝天然記念物「笹川流れ」の周辺でも「波の花」をみることができます。
「波の花」は、プランクトンが多く含まれた海水の温度が急激に下がり、波が激しく岩肌などにぶつかると現れる現象で、冬のさむーい時期にしか見ることができません。
写真を撮影した時は、30cmくらいの泡の固まりが砂浜をコロコロ転がり、ときどき空中を舞っていました。きっと、「波の花」と呼ばれるようになったのは、日本海の冷たい潮風に乗ってフワフワと花びらのように泡が舞う様子から名付けられたのだろう と思いました。
青い海に切り立った岩と松のコントラストが美しい夏の笹川流れは絶景ですが、冬の荒海に「波の花」が舞う景色も幻想的な魅力があります。
※この風景は冬の寒い時期にしか見られません。冬の海は波が高く大変危険ですので、海岸には近づかないようにしてください。
※写真は村上市寒川集落近辺の国道345号線の歩道から撮影しました。
岩場や波消ブロックなどにたくさん泡が溜まりやすい
冬の日本海。寒さが厳しい
(令和3年2月19日更新)
高波により川まで波の花が押し寄せています。(※間島集落近くの橋の上から撮影)