ページ番号を入力
本文
新潟県の地域振興局では、自然豊かなアウトドアフィールドを活かし「キャンプといえば、やっぱ新潟でしょ!」と言われることを目標に、アウトドアの魅力を県内外にアピールする「にいがたキャンププロジェクト」を進めています。
今回は「にいがたキャンププロジェクト」の一環として、新潟県北におけるアウトドア拠点(※)の立ち上げを考える会議を開催しました。
(※)アウトドア拠点のイメージ
新潟県北エリア(村上市、関川村、粟島浦村、胎内市)のアクティビティの紹介等を行う拠点
令和5年10月22日(日曜日)14時00分~ 新潟県村上地域振興局 会議室
【参加者】地域のアウトドア愛好家、事業者、行政など約40名
【協力等】笹川流れカヤックセンター、アウトドアライフストアWEST、(株)ジョイフルタウン、村上市、関川村、粟島浦村など
新潟県北でのアウトドア拠点の立ち上げには何が必要か、県内のアウトドア・広報分野で活躍するゲストからアドバイスをいただきました。
1 笹川流れカヤックセンター 飯山達哉さん(地元代表)
(概要)
・海・山・川が揃う県北エリアは、アウトドアで地域振興をする優位性がある。
・例えば佐渡には「佐渡アウトドアベース」という拠点ができた。アウトドア従事者の育成もセットで、県北にも拠点ができると地域活性化につながる。
・アウトドア拠点の立ち上げを目指して、関係者で協力して環境を整えたい。
2 パール金属(株) WEST事業部 本部長 紫竹陽介さん
(概要)
・アウトドアで大事なのは直感的な外遊びであること。コンセプトはシンプルに、複数スポットの掛け算でアピールしても良い。県北における直感的な外遊びをもっとアピールしてはどうか。
・訪れた人に対して、その地域、その時期にしかない体験を提供することも大事。
・外遊びを教えてくれるコミュニティがあると、地元しか知らない遊び方が一般化して、アウトドアの「聖地」になる。
3 (株)ジョイフルタウン 「WESTとつくった新潟アウトドア本」編集担当 大西純さん
(概要)
・拠点の立ち上げに向けて、まずは、県北ならではのアウトドア資源は何があるか、地元関係者で棚卸ししてはどうか。海・山・川・食。。。様々な資源の総合力で勝負すると良い。
・地元のアウトドア資源を再発見できれば他の地域と差別化ができる。
・拠点化の第1ステップとして、地元ならではのアウトドアスポットを発信して、機運を高めるのも良い。
ジョイフルタウンの大西さんをファシリテーターとして、
参加者イチオシのアウトドア画像の共有と、こんなアウトドアがあったら良い!を考えるワークショップを行いました。
(グループアイデア例)
・地元の湧き水でお茶を飲む、棚田でアクティビティをする、森林で心身を整えるなど、村上エリアの「緑」を堪能するプログラムを行う。
・県北エリアは、海の「青」、夕日の「赤」、お茶の「緑」などカラフルなイメージがある。外遊びをしながら県北の「色」を探すプログラムを行う。
・村上の3つの大祭(村上大祭、瀬波大祭、岩船大祭)とアウトドアを掛け合わせたプログラムを行う。
・三面川アクティビティ48(フォーティエイト) 三面川流域で様々なアウトドアプログラムを行う。
・県北の豊かな山林を使って新たにキャンプ場を作る。地元木材をバイオマス利用して持続可能なキャンプ場にする。
・アウトドア産業で頑張っているゲストの熱意や本音がストレートに伝わって面白かった。
・アウトドア観光を盛り上げるには、地元を応援する意欲ある人たちの連携が必要。関係者が交流して課題を出し合い、提案する繰り返しが必要。
・今回の参加者は本気でアウトドアを楽しんでいる人が多かった。これから上手く相乗効果を出すことが大事。
・子ども連れ、若者が楽しめる場所を村上に作りたい。地元の人しか分からない村上市の魅力を発信していきたい。
・参加者は職業や年齢、アウトドアの楽しみ方もバラバラだったが、色んな視点の意見が出て有意義だった。
・色んな業種の方と意見を出し合うことで自分には思いつかないアイデアを知ることができた。
・もっと地元の事が知りたいと思った。
今回の検討会をスタートとして、参加者の関係継続、アウトドア資源やプログラムの再発見、地域内外への魅力発信などを行い、新潟県北のアウトドア振興に取り組んでいきます。