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「越後長岡百景」とは、長岡圏域にある様々な「風景」と、そこに秘められた「人々の想い」を集めたものです。
その百景のひとつに選ばれた「74 錦鯉発祥の地(山古志)」について紹介します。
錦鯉発祥の地 山古志郷
今や観賞魚として、全国、いや世界で親しまれている「錦鯉」。江戸時代の中頃、マゴイから突然変異した変種を観賞魚として養殖したのが始まりと言われている錦鯉ですが、その発祥の地が実は新潟県中央部の山古志郷(現在の長岡市、山古志村、川口町、広神村に分村)で、これからも全国に誇れる文化、産業として、山古志の錦鯉が元気に全国で泳ぎ回る姿を見たいものです。
(山古志村在住 40代 男性)
※ 内容は平成16年の応募当時のものです。
おお生きてゐたかと鯉を抱きよせる地震にあひたる古志の村人
※ 内容は平成17年の応募当時のものです。
錦鯉の発祥
今から約200年前、山古志では棚田に水を引く貯水池を利用し、冬の間の蛋白源として真鯉を飼育していました。この食用飼育していた真鯉の中に、ある日、突然変異を起こした色付き鯉が生まれたのです。そして、稀に赤や黄色などの鯉が生まれるのを見た一部の者が、積極的に色鯉の品種改良に取り組み始めたといわれています。これが錦鯉の歴史の起源で、明治時代には「世の中に美しき鯉あり」という言葉が人々の間に伝わるようになり、紅白などの品種改良が行われました。
毎年10月には品評会も開かれ、全国から多くの人が訪れています。
周辺地図
越後長岡百景位置図(全体地図)[PDFファイル/724KB]
大切な思い出の場所、ありますか?-目をつぶれば、心に浮かぶワンシーン「越後長岡百景」
越後長岡百景は、地域の人々に、その地域の自然や文化、歴史、伝統といったものを題材に、景色・シーンを応募頂き、これにあわせて、「そのシーンに対するタイトルとそこに含まれる想いや情景」、「シーンにまつわる短歌」もお寄せ頂き、それを発信していくことで、地元地域への誇りや愛着心を持って頂くことを目的に、平成15年度から平成17年度に実施した事業です。
このページ中の「「想い」のタイトル」欄、「公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)」欄、「百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)」欄は、応募下さった方の「この景色・シーンに込められた想い」を、応募頂いた当時の内容そのままでご紹介しています。
少しずつ変わっていくふるさとのまちなみ。時の流れとともに、見ることのできなくなる百景のシーンもあるかもしれませんが、この場所やこのワンシーンに込められた人々の想いに、心を寄せてみてください。
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