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長岡市山古志地区は「牛の角突き」「錦鯉」といった伝統・文化が生まれ、日本の原風景と称される地域であり、「日本農業遺産」第1号の認定も受けています。
平成16年10月23日に発生した「中越大震災」を乗り越えたものの人口は半減して現在963人、高齢化率は52.3%と少子・高齢化が深刻な状況です。(平成31年4月1日現在)
一方、震災が生活や将来を見つめ直す契機となり、地域の活性化や安心・安全に住み続けていくことに対する機運の高い地域でもあります。
今回、サポートチームが一緒に活動する「山古志住民会議」は、震災後に設立され、地域の将来像や感謝、復興について議論し、地域住民や来訪者に対して目に見えるソフト・ハード事業を展開することで地域全体の活性化を目指して活動しています。
山古志住民会議におけるこれまでの取組状況等の聞き取りを行いました。
地域で取り組もうとしている個別課題の聞き取りを行いました。
山古志住民会議から、取組課題が複数提案されました。
複数提案された取組課題の中で、当面「道路環境の充実」と「屋根雪おろし作業の安全確保のためのアンカーボルト設置補助」の2課題の実現に向けて検討を進めることを確認しました。
屋根雪下ろし作業の安全確保用アンカーボルト
山古志地区への理解を深めるため、サポートチームメンバーが山古志で実施された「山古志ウォーク」に参加しました。
16kmコースと11kmコースに分かれて参加し、山古志の変化に富んだ景観と急峻な地形を体感するとともに、道路の除草状況を確認することができました。
「道路環境の充実」課題に関する草刈りの試行箇所等について、長岡市山古志支所から助言をいただき、棚田景観を目的に写真家が訪れる場所を中心に実施することを確認しました。
サポートチームメンバーが山古志の伝統文化である「牛の角突き」を見学しました。激しくぶつかり合う牛の迫力や、牛を取り押さえる勢子の勇壮な姿に感動するとともに、住民の方々が長い年月にわたって闘牛という文化を大切に守り、伝えてきたことを実感しました。
「牛の角突き」についてはこちらをクリックしてください(長岡市のホームページにリンクします)<外部リンク>
サポートチームメンバーが棚田写真スポット3カ所の草刈りを試行しました。その結果、草に隠れて見えていなかった棚田風景が見えるようになり、改めて山古志の美しい地域資源を認識することができました。
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草刈り作業前 草刈り作業後
山古志住民会議が主催者となり、中越大震災で犠牲になられた方々への追悼と、支援に対する感謝や復興への意欲を再確認するために毎年開催している「山古志地域追悼式」に、サポートチームメンバーが作業補助として参加しました。学生ボランティアとともにキャンドルの火をともす作業をお手伝いし、住民の方々の復興に対する変わらない思いを実感しました。
「道路環境の充実」課題について、サポートチームとして草刈り試行を実施した結果、やはり山古志の景観が雑草によって阻害されており、草刈りの効果を実感した旨を説明し、新たな除草対策の案を検討しました。
山古志地区の区長会と道路を管理する地域整備部の橋渡しを行い、意見交換に同席しました。
「屋根雪おろし作業の安全確保のためのアンカーボルト設置補助」に関して県関係課及び長岡市に対して聞き取り調査を行いました。
1月20日に開催される、山古志住民会議運営委員との打合せについて、事前確認を行いました。
山古志住民会議運営委員に対し、「道路環境の充実」と「屋根雪おろし作業の安全確保のためのアンカーボルト設置補助」について、調査検討した結果を報告しました。
2月28日に開催される活動報告会における発表内容の確認と、次年度に向けて新たな取組についての提案を行いました。
県内他地域のサポートチームとともに、今年度の取組について報告を行いました。
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