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【就農について知る】就農までのみちすじ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0349176 更新日:2021年2月1日更新

 農業を始めるには、医師や弁護士のように特別な資格は必要ありません。このため、だれでも農業を始めることができます。しかし、農業で生計を立てていくには、経営者としてきめ細かな準備が必要となります。

 まずは、自分が「どこで、何を生産して、どのように販売して生計を立てていくか」という将来設計を描き、それを実現するために必要なものを一つずつ準備しましょう。

第1段階 ~情報収集と農業体験による就農意思の確定~

第1段階の画像

 農業を知るため情報をできるだけ集めましょう。最近は就農に関する書籍もたくさん出版されていますし、インターネットも活用して広く情報を収集してください。

 さらに、各地で開催されている就農相談会などに参加すると、より詳細な情報を得ることができます。そして、気になる情報があったら、現地に出向いて農家や関係者から直接話しを聞いたり、実際に農作業を体験することをおすすめします。

 その上で、自分が農業に向いているか、農村で生活していけるのか、農業で自立していく覚悟があるかをよく考えてください。

 また、農業は自然相手です。自分の力ではどうしようもないことが起こったりします。想定外のことが生じた際、家族やパートナーの生活にも影響が及びます。ただ一方で、そのような時に支えてくれるのも彼らでしょう。

 家族やパートナーがいる方は、事前に十分相談をしておきましょう。

 新潟県での就農に関する情報収集や農業体験等については、新潟県青年農業者等育成センターのほか、県内各地に相談窓口があります。

新規就農相談窓口はこちらから

新潟県ホームページ:新規就農相談窓口一覧

 

第2段階 ~就農ビジョンの明確化~

    第2段階の写真 

 就農する意思が固まったら、農業で生計を立てていく設計図(就農ビジョン)を描きます。「どこで、何を生産して、どのように販売するか、どのように経営していくのか」について、できるだけ具体的にすることが重要となります。
 就農を考える地域の立地条件によって、適する農作物は異なります。地域の地形や気候などの自然条件、人口や商業エリアの広がりなど社会条件を考慮して、就農ビジョンを具体化していきましょう。

 就農ビジョンについてのアドバイスは、就農地の市町村が総合的な窓口となります。また、普及指導センターも就農計画を作成するための基本的なデータを用意していますので、相談してみてください。

県内市町村の一覧はこちらから

   新潟県ホームページ:新潟県市町村一覧

 

第3段階 ~就農に向けた準備開始~

第3段階の写真   

 就農ビジョンが決まったら、就農に向けての準備を開始しましょう。
 農業を始めるには、

 (1)栽培や経営の技術の習得
 (2)農地の確保
 (3)農業機械や施設の確保
 (4)資金の確保(生活資金も含む)

 4つが必ず必要となります。そして、自宅から離れたところで就農する方は、

 (5)住まいを確保しなければなりません。

就農について知る

→ 農地の集め方

→ 農業機械・施設の支援

→ 住まいの探し方

→ 就農に必要な資金について

 

 栽培技術は、種をまく時期や肥料の使い方、病害虫の防除方法などがあり、経営技術には、資金繰り計画の作成や簿記記帳、コスト管理などがあります。
 これら栽培や経営の技術を学ぶには、先進的な農家等での研修が効果的です。新潟県青年農業者等育成センターや就農地の普及指導センターで研修先を相談することができますが、その際は、「就農ビジョン」をしっかりと伝えるようにしてください。
 また、新潟県農業大学校に入学すれば、技術や経営ノウハウを基本からしっかり学ぶことができますので検討してみましょう。

農業大学校に関する情報はこちらから

    農業大学校ホームページ

  どれが欠けても就農できません。焦ることなく一つずつ準備していきましょう。

就農に向けた準備をチェックリストで確認しましょう

  就農段階別チェックリスト [PDFファイル/1.1MB]

 

 

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