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果樹専攻の2学年が経営実践・課題解決学習Ⅱで、日本なしジョイント栽培へのドローン溶液受粉の実証調査を行いました。
日本なしの多くの品種は、同一品種では受精ができず人工受粉を行います。受粉の良否が収量や果実品質に直接影響し、欠かすことのできない作業ですが、上を向きながらひとつひとつ手作業で果樹生産者にはとても大きな負担になっています。そこで、受粉の省力化が期待できる溶液受粉技術と、さらにドローン使用による受粉作業を組み合わせ、ジョイント栽培(複数の主枝部を連続的に接ぎ木で連結し、直線状に集合樹とした仕立て法)の上を直線的に溶液散布しました。
今回は地域の農業法人の協力を得てドローン散布を行いました。学生段階での実証調査ですが、少しずつ改善し現場でも活用できる技術につながることを期待しています。
【写真-1】日本なしのジョイント栽培の上を直線的にドローンで受粉
【写真-2】受粉用の溶液を作成
【写真-3】ドローンに受粉用の溶液を注入