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生命表とは、ある人口集団の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値などを死亡率や平均余命などの指標(生命関数)によって表したものです。
これらの関数は男女別に各年齢の死亡件数と人口を基にして計算されており、その関数値はある人口集団の年齢構成には左右されず、死亡状況のみを表しています。したがって、ある人口集団の死亡状況を厳密に分析する上で不可欠なものとなっています。また0歳の平均余命である「平均寿命」は、ある人口集団の死亡状況を集約したものとなっており、保健福祉水準を総合的に示す指標として広く活用されています。
都道府県別生命表は、人口動態調査及び国勢調査のデータを用いて、5年ごと(国勢調査年次ごと)に厚生労働省が作成しており、昭和40年(1965年)より通算して今回が12回目となります。都道府県別生命表は、死亡状況を都道府県単位で比較分析するため不可欠のものとなっています。(国勢調査以外の年次は、補完的に新潟県簡易生命表を福祉保健総務課にて公表しています。)
なお、都道府県別生命表に掲載されている全国値は都道府県の値との比較の観点から、各都道府県と同様の方法で算出しており、完全生命表の算出方法及び結果とは異なったものとなっています。全国における死亡状況を表したものとしては、完全生命表を用いるのが適切です。
令和2年都道府県別生命表は、人口動態統計(確定数)による日本における日本人の死亡数(令和元年~3年)及び出生数(平成30年~令和3年)、令和2年国勢調査による日本人人口(確定数)を基礎資料としており、令和元年~3年の死亡状況を表しています。