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現在佐渡農業技術センターで管理しているかき園地は約70aほどありますが、そのうち3分の1が40年生で、45年生と65年生がそれぞれ6分の1ずつ。残りの3分の1にジョイント樹形や品種比較などの園があります。
当センターでは平成12年度に、『かき樹は40年生過ぎをピークに生産効率が低下するため、計画的な改植を進めるとよい。』とした老木の更新樹齢についての成果を出しています。
しかし、実際には半数以上が更新樹齢を迎える中で具体的な新改植の計画は立てられていませんでした。
そこで、今後の高収量+省力化に向けた密植栽培などの課題にも対応するため、改植に向け、苗木養成を始めました。
苗を作るため、まずは台木となるかきの種の採集を行います。これには、佐渡南部のおけさ柿産地を支え台木に用いられた、羽茂地区の「十二が柿」の原木から種を採集しました。
写真は、6月に苗木ほに並べた様子です。
自動かん水として、300本余りの苗の養成が可能な苗木ほとしました。
来年は、この台木に平核無や刀根早生の穂木を接いで苗木を作ります。