ページ番号を入力
本文
小木の海潮寺(かいちょうじ)というお寺に、国の天然記念物にもなっている「御所桜」という美しい桜があります。
この桜は、順徳上皇が自ら植えた桜で、一本の木に一重と八重の花が咲く非常に珍しい桜です。咲き始めが少し遅く、4月下旬ころから少しずつ見ごろになります
満開になりました。(4月27日撮影)
堂々とした独特の風情があります。
2週間前に訪れたときはまだつぼみでしたので、4月27日に再び御所桜に会いに行ってきました。前日の強い雨風の影響を少し心配しましたが、雨上がりのしっとりした表情の桜が堂々とした姿を見せてくれました。
わずかにつぼみも残るものの、まさに満開です。竹林に囲まれた落ち着いた空間に位置しているせいでしょうか。他の桜よりも、凜とした格式高い風情を感じます。
人間よりもはるかに長い年月を小木の地で過ごしてきた御所桜。きっと、数え切れないほどたくさんの人が桜を見つめ、その心に温かな印象を残してきたに違いありません。
海潮寺までのアクセス